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2009/03/09

減衰機能はアヤフヤ・・・・

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自分のGSFはフロント純正フォーク、リアがクアンタムMC-MONOです。

フォークはカートリッジフォークですが、減衰調整機能は付いていません。

リアのクアンタムは戻し減衰(低速側)のみ付いています。

現状、減衰機能自体には不満がありません。

しいて言えば、フォークの戻し減衰(低速側)は欲しいかな?と・・
ウィズミーがショウワ製のインナーキットを出してました。
これは、減衰発生もシムになっていたりして、興味あります。
以前のニンジャではビッグ1用のウィズミーインナーを使っていましたが、非常に扱いやすく、
富士スピードウェイでの使用でも全く問題ありませんでした。
フォークと言うのは適切なバネレート、適切な減衰機能があれば、それで十分・・・と言うのが
実戦を長年経て来た感想です・・・

リアについては、もうこれで完璧と言う位気に入ってます。

圧側や高速側の調整機構は、レースで上位を目指さない限り、無くても全然OKです。
筑波で2秒台、富士で45秒台くらいから、さらにタイムを削ろうとすれば必要な装備だと思います。

何が重要かと言うと、整備です。

サスの減衰を発生するキモはオイルの粘度です。

フォークもリアサスも、オイルが狭い隙間を通り抜ける抵抗が減衰のすべてです。

そうなると、オイルの劣化は致命傷になる訳です。

いくら調整機能がたくさんあるサスでも、オイルが劣化してればただの棒ですね。

意味がありません。

しかも、オイルというのは気温でも粘度が変化するし、劣化するともっと粘度が変わります。

エンジンオイルと同じだと思うんです。

なんか、エンジンオイルには物凄くこだわるのに、サスペンションのオイルの劣化を気にしない人が多過ぎる気がしますね。

バランスを欠いてます。

恐らく10,000kmも走れば、フロントもリアもシャバシャバです。

そうなると、いくら調整機構が付いていても当てにならないのです。

雑誌での推奨セッティングは、あくまでもメーカーの提供した広報車等ですし、その個体がどの程度サスを使っているかなど、誰にも理解出来ていません。

オイルの状態が分からないと、セッティングの基準も出し様が無い訳ですね。

なので、まずは前後のサスのオイル交換を実施し、オイル粘度が基準値内にある事を確認してからセッティングを進めるのが基本です。

サスペンションの優先順位は、まずはバネレート、次にイニシャル設定、次に減衰・・と来ますが、減衰は調整機能よりもオイルの状態が圧倒的に優先順位が高いと思います。

メンテしていない高級サスは、メンテされた純正サスの足元にも及ばない訳ですね。

セッティングと言うのはこういう事だと思いますし、チューニングという言葉も本来こういう事だと思います。

良いパーツを付けるなら、よりオイルの状態に気を配り、セッティングに入る前に確認を怠らないことが大切です。

調整機構の1クリック、2クリックを気にする人が多いですが、まずその前にオイルを換えようと言いたいですね。
そうしないと、データを取っても意味がありません。
あと、季節でも全然変わりますので、夏セッティング出しても冬は固くなりますし、冬にセッティング出しても、夏はフワフワになります。
キャブやエンジンオイルと同じで、季節性が高いと言う事です。

やはりセッティング関係は、春か秋に出すのが吉だと思いますね。

これから、前後のサスのオイル交換を実施して、セッティングを煮詰めて行こうと思っています。

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コメント

非公開コメント

気温でもずいぶん変わりますよね。

ちなみにスプリングレートなのですが、基本レートを『ナイトロン』に聞いてみました。

Bandit1200SのK6までが12キロ。

驚いたのがBandit1250Sのレートが16.1キロとの事....

K5もK6も同じレートなのに疑問ですが、K6と同じスイングアームの1250が16.1に驚きです!
(;・ω・)

ここで勉強したのにすり合わせると、ただ買って付けただけではこっぴどい目にあうようで怖くなりました。

リヤサス

どーもです リヤショックは二万キロ走ってますのでバネの発注時に一緒にメンテナンスに出す予定です あとバネの刷新とは別にGSXR等のリヤショックが流用可能か探っています 上下共に取り付け部は30ミリなので結構合うのが有りそうなのですがショック長がボルト穴から穴まで320ミリと微妙です リンクプレートで調整かな

タッチさん
ナイトロンの基本レートとの事ですが、それは純正で・・と言う事でしょうか?
それとも、ナイトロンで購入すると、コメントされたレートのスプリングを使用します・・と言う事でしょうか?
この辺気になりますね。
やはりスイングアーム延長以外にも、リンク自体の構造が変化しているのかも知れないですね。
こればかりは計測してみないと何とも言えませんね。
GSF、K1~K5のバン、K6のバン、水冷バンが一堂に集まれば、全てのバイクのリンクを実測してスプリングレートとの関係性を探る・・・・変態ミーティングが実現出来そうですね。
暖かくなったら実行しませんか?w

クマガスさん
恐らくリンクでの車高調整はリンク比を崩す事になるので、却って乗り辛くなる可能性が高いです。
あくまでも、サス全長での調整がお勧めです。
ロッドの長さ変更なら、可能かも知れないですね。
しかし、タッチさんのバネレートデータが気になりますね。
バンディットシリーズのバネレート変遷、何か色々ありそうですねw

このレートは、何も言わないで注文するとナイトロンサスにこのスプリングレートが付いてくるのだそうです。

純正が13キロなのにナイトロンサスが12キロでは、変えてもほとんど変わらないって事ですね。

タッチさん
うーむ、成程~
まあ、タンデムを想定せざるを得ない設定になると思いますね。
やはり1人乗り&峠快速仕様だと仕様変更が肝要かと。
一人と2人では荷重が全く異なりますので。
ちょっとまとめてみましょうね。

オイルは大事ですね。
特に小さいバイクだとよく分かります。
オイル容量も少ないし、剛性も低いので。
フォークオイル管理にも気を使いたいですね~。

イイ(高い)サスって精度の高さ、フリクションの少なさ。セッティングの巾がウリになると思うのですが、これを維持するにはマメなメンテナンスでしょうね。
という事は乗りっぱなしでは性能を出し切れないですね。(ノーマルでも同じですけど)
逆に高いパーツつける事によって、変なプレッシャーが出てしまう気がしますね。使いこなさなきゃ!とか、良くなってるはず!!みたいな。

タキオンさん
確かに、色々調整機構がついていると、それを使いこなすにはかなりの習熟度が必要になります。
国内選手権レベルで上を目指すので無ければ、余りあってもしょうがないモノも多いですね。
まあ、色々付いていた方が付加価値が高いと思う人も多いので、販売戦略上は良いのでしょう。
最近の携帯電話みたいですね。
そうそうCBR600F4のフォーク、評判良いみたいですよw

ビッグ1用のウィズミーインナー

はじめまして、ミヤザキと申します。
ブログにコメントするのは初めてなのですが、どうしてもニンジャに取り付けたウィズミーインナーに興味があり質問させて頂きます。
私は現在、GPZ900R A12に乗っています。
上記パーツは無加工で利用したのでしょうか?
遡及コメントして、申し訳ございませんがご回答の程、宜しくお願い致します。

ミヤザキさん
コメント有難うございます。
ウィズミーインナーですが、現在は廃番になっているようですね。
自分はフォーク自体をCB1000SFの43mmショウワ製に交換していたので、ビッグワン用のカートリッジキットを使用していました。
A12の純正用だと、もっと高かった記憶が・・
もし、今ダンピング機能を高められるなら、カートリッジにこだわらず、レーステックのエミュレーターや、リモーションのキットをお勧めします。
あの辺だと、十分戻し減衰と圧側減衰が調整可能ですので、セッティングも出やすいと思います。
是非是非お試しください。
http://www.remotion.jp/contents/parts/remotiontech/a711/

ビッグ1用のウィズミーインナー

早速のお返事、ありがとうございます。
ビッグワンのフロントフォークの流用だったのですね。
今回は、ABSOという銘柄の怪しいオイルで様子を見て、セットを出していこうかと考える次第です。
サーキットで時計とお付き合いする事はありませんので、そこそこのチューンで済ます事に致します。
(さすがにリヤはオーリンズを入れてしまいました。)
それにしても、2003年までこの馬力でこの車体構成のバイクを販売してくれていたKawasakiには恐れ入ります。(こんなにワクワクさせられるバイクは久しぶりなので、少々熱くなっています。)
これからは、毎日ブログを拝見させて頂きますので、今後とも宜しくお願い致します。