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2009/02/26

プリロードと乗車1Gの重要性

バネネタが続きますが、今しばらくお付き合い下さい。

プリロードの意味や目的について、バネを固めたいとか、柔らかくしたいとか漠然としたイメージでいじられる方が多いように思います。
もうちょっとバネを固くしたい、柔らかくしたい場合にいじるのがプリロード・・と思ってるライダーが多いと思いますが、これもちょっと違います。
優先順位から言うと、微調整と言うのは後回しにされる要素だと思います。

また、乗車1Gが出てる(ある程度の範囲内にある)から自分のバイクは大丈夫と思ってる人も多いでしょう。
これもちょっと違います。これはまた後で・・・

では乗車1Gが出ていないサスペンションはどうなるんでしょうか?

例えば乗車1Gが60mmもあるストローク130mmのフォークがあるとしましょう。
ストローク幅が残り70mmしかありません。

これはすぐ分かりますよね。簡単に底付きしてしまいます。

では乗車1Gが10mmしかないストローク130mmのフォークはどうでしょうか?
一見、沈み側のストロークが増えて良い事だらけのような気がしますね。

この辺意外と気が付かない人が多いのですが、実はフォークがすぐ伸び切ってしまいます。

伸び切るとどうなるか、リジッドになってそれ以上動きませんのでタイヤが路面から浮きます。
そうするとハンドルが振られる訳です。恐ろしいですよね。
まあ、ガラスの上を走ってる感じになる訳です。トラクションが抜けて接地感のカケラもありません。

当然リアサスでもそうです。イニシャル掛け過ぎで乗車1Gが少ないとブレーキングでリアタイヤが浮いてしまい、リアが振られまくります。
スネーキングを誘発する訳です。

実はイニシャルを掛け過ぎ、乗車1Gが減ってしまう事による弊害が意外と多いのです。

サスを固めて走るバイクにするぜ!と勇んでプリロードを締めて行きます。

そうするとすぐ、フォークが伸び切ってしまいます。

そうすると、その途端トラクションを失いハンドルが振られます。
非常に怖いです。結構こういう仕様のバイクを見かけます・・・

走行安定性を高めようと思ってサスを固めようとイニシャルを掛けると、実は逆の効果もあると言う事なんですね。

大げさに書いてますけど、基本はそういう事だと考えてます。

実は高速道路などの直線を高速で直進している時も、次第にバイクは浮いて行きます。

空力にもよりますが、大抵のバイクは200km前後だとフォークもリアサスも浮いてくるのです。

そうなるとどういう挙動になるか・・・

そう、前後のサスの乗車1Gに余裕が無いと、サスが伸び切ってリジッドになり、前後とも振られる状態になってしまいます。

すぐ底付きするサスより、すぐ伸び切ってしまうサスの方がよっぽど危険です。
当然減衰を抜いても同じ効果が起きる可能性があります。
固いスプリングに柔らかいフォークオイルだと、伸び切りで振られるリスクが増す可能性があります。
イニシャルを掛けて乗車1Gを減少させ、更にオイルを柔らかくすると、かなりヤバイ状態です。
接地感無くなります。
抜けたリアサスに強いスプリングでも同じです。荷重が抜けるんですね。アブナイです。
減衰の効かない、スプリングレートの強いサスほど危険なモノはありません。

減衰についてはまた改めて・・・

まあ、上記のような仕様が酷いと、振られまくって走れたもんじゃありません。
たま~に草レースで良く分からないライダーがこう言うセッティングにして、死にそうに振られてるのを目にします。怖いですね・・・
フレームが弱いとか、タイヤが駄目だと思う前に、実は単にサスが伸び切っていた・・と言う事は良くあるみたいです。
沈み側のストローク幅はOリングやグリスで把握できますが、伸び切りが起きてるかどうかは、目視での確認は困難です。
バイクの挙動から予測するしかありません。

ロガーがあればストロークセンサーで伸び切り側の計測も出来るのでやってみたいのですが・・・

そう、ストロークセンサーってサスの沈みだけでなく、伸びる側も計測出来るんですね。
良いな~

まあ、上記は極端な事例ですが、それだけ乗車1Gの数値を標準の範囲内に収める事は重要な訳です。

ついバネは縮む事ばかりを考えてしまいがちですが、伸びる事も考える必要があると言う事です。

実は伸び側の状態を把握する方が重要かも知れません。
減衰も伸び側を重視しますよね・・・
特に伸び切りの状態(0G)のサスの状態をイメージしておく必要があると思います。
メインスタンドの無いバイクはリアの0Gを計測するのが大変ですが、是非やって見て下さい。

バイクは、前後のバネの上に浮いた状態で船のようにドンブラコしながら走ってる訳です。

沈んだり、浮かんだり・・・

その繰り返し。

それを制御するのが減衰機能だと言う訳です。

如何にスプリングの状態を把握する事が重要かおわかり頂けるでしょうか?

せめて、前後の乗車1Gだけは取って見て下さい。
それだけでも、随分自分のバイクの挙動が理解出来ると思います。
(出来ればストロークも・・・・)

ストロークを測るのは、レートが適切かを確認する為です。これも極めて重要なファクターです。
何故か?
これはまた改めて・・・

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コメント

非公開コメント

バネの話に突入してから濃すぎてコメントを差し込む余地が無いです(笑)
しばらくは読むだけにさせていただきますね~

バイクは、前後のバネの上に浮いた状態…最近実感してます

かねやんさん
この際、足回りについては書けるだけ書いておこうと思ってますw
しばらくお付き合い下さい。

バイクはバネの上に浮かんでいるフネである・・とどなたかが言われてました。その通りだと思います~

ストロークの残りなどフロントは分かりやすいですが、リアはわかりにくいですね、どうすればいいのでしょうか?

リアも髪ゴムをロッドに巻くとお手軽にストロークがチェックできます。
Oリング不要。
コンビニでもマツキヨでも買えますし。
お勧めです。

はじめまして。
サスセッティング時にこのブログを参考にさせて頂いてます。
質問をお願いします。
リアサスがギャップで跳ねるのでnitronに変更したのですが、あまり症状が改善されません。
車両はCBR1100XXで、バネレートは16.96kg(純正は16.8kg)
このブログを参考に乗車1Gを計りました。
空車、リアを浮かせた状態から乗車の差が30mm。
リアを浮かせた状態から接地した状態の差が20mm、そこから乗車で10mmでした。
リアサスロッドにタイラップを巻き、ストローク量を計ったところ30mmでバンプラバーまで40mmほど余裕があります。
大きめのギャップや荒れた路面でも、底着きしません。
バネレートが高すぎるんでしょうか?

Re: タイトルなし

コメント有り難うございます。
なるほど、リアの跳ね感ですね。
ナイトロンなので、減衰には問題無いと思いますが、逆にフロントフォークの設定は如何でしょう?
バネレートは純正でも、フォークのイニシャル設定等でもリアの跳ね感には影響があります。
フロントが動き過ぎて、リアが固く感じる事は良くあるので、フロントを少し固めにセッティングしてみるのはどうでしょうか?
あくまでもバイクは前後のサスでシーソーの様に動いているので、リアの症状の原因がフロントにある・・事も起き得ます。

返答ありがとうござ慰安す。
あれから、いろいろ試して見ています。
フロントはハイパープロに交換しています。
最初はフロントが動きすぎるのかとも思いましたが、ふわわkmオーバーからのブレーキングでフロントが暴れたりせずにスムーズに(派手なノーズダイブもなし)減速できますので、そう外れたセッティングではないと思うのですが、どうでしょうか?
フォークはプリ、減衰共にアジャスタがありません。
リアの現状は首都高速湾岸線等のギャップでお尻が前にずれるくらい跳ねています。
タンデムをすると一切跳ねなくなります。

Re:

なるほど、ハイパープロならレートも高めでしょうね。
そうなるとご推察の通りリアのバネレートが高いか、若しくはイニシャルをかけ過ぎているか?
一度イニシャルを全抜きしてソロで乗ってみて頂き、ストロークを測って見て下さい。
それでも底付きしなければレート下げても良いかと思います。
リアの車高は下がるので、フロントも合わせてイニシャルを抜いてバランスを取って下さい。
ご健闘祈ります。