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2009/02/10

フルバンク中のサスペンション効果

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s-06.jpg
タイヤの性能の内、自分が重視しているのがダンピング性能です。

グリップレベルで言うと市販のタイヤは超ハイレベルで遜色はありません。

全日本クラスでも無い限り、グリップが足りないと言う事は無いと思います。
レースなら別ですが、楽しんで乗るレベルには十分です。

ところが・・・

大きな違いが、ダンピング性能です。

モトGPでもそうらしいですが、バイクがフルバンクするとフォークもリアサスも路面に対して斜めになってしまい、サスストロークと路面に対しての実効ストローク量が異なってしまいます。
そうなると、サスがストロークしても実際にはダンピング能力は低くなる・・と言う訳です。
サスは動いていない・・と言う事ですね。
フルバンクではほぼリジッドな訳です。怖いですねw(ちょっと大げさだけど)

これを知ったとき、成程~と得心しました。

自分がずっと追い求めてきたフィーリング・・・

それはこのフルバンク時のダンピング性能だったのです。

ニンジャやGSFのようなスチールフレームだと、フレーム自体がしなってダンピング性能の要素になります。

画像の初期型R1000だとこれがありませんでした。
なので、この画像の筑波最終コーナー辺りだと接地感が薄いんです。
レーステックでしたが、フレームのダンピング性能が当時は低かったので、カチカチだったのですね。
この辺、最新のK7辺りではずいぶん改善され、しなるアルミフレームに仕上がってるようです。
ドカティのクロモリフレームを参考に改善してるのでしょうね。
モトGPのドカ、ストーナーの異常なコーナリングスピードも、ドカのトラクションを失わないフレームに秘密があると思ってます。
フレームがサス代わりなんでしょうね。フルバンクだと。

R1000では、この感触が不安感をあおり、乗ってて楽しくないと感じていました。R1000を手放した要因のひとつです。

GSFにはそれが全くない。ダンピング性能をフレームから感じ取れて怖くない。

しかも、タイヤもそう感じられます。

ピレリ、メッツェラーや最近のBSのモノスパイラルのスチールベルトだと、どうもこの辺のダンピング性能が自分に合っているようなのです。

もちろん、タイヤが変形する訳ですから、余りのハイペースだとタイヤが潰れた感が出て、速く走れないかも知れません。

でも、これは公道用のタイヤ。

公道でのバンク時に、如何にタイヤのサイドウォールがたわんでくれて路面を掴むか。

バイクの挙動を穏やかにするか。

これが性能差となります。

バンク時に乗り心地が良くて、疲れない。

こういうタイヤが自分は好みです。

トレッド面がかなり固いんですが、サイドウォールは比較的動く。

タイヤがフルバンク時のサスペンションになっている訳です。

このサスペンション効果、フォークやリアサスだけでなく、オートバイのあらゆる構造物が対象になるんですね。

フレームのしなり、ホイールのしなり、アクスルシャフトのしなり、フォークパイプのしなり、タイヤのしなり・・・

バイクは実は全ての部品が走行応力でしなってる訳です。

それを、上手くライディングに利用出来ているか・・

ドカティはそれが分かっていてアルミフレームには手を付けなかった・・・

ようやく日本メーカーもそれが理解出来てきた・・

少なくとも2000年頃までは日本メーカーはフレームのダンピング機能はよく理解出来ていなかったはずです。

この辺、エンジニアとライダーの距離が離れている(最近は違うと思いますが)日本メーカーの限界だったのでしょう。

頭でっかちだった訳ですね。

我々ライダーは、それを直観的に理解していて、なんか硬くて嫌だとか、乗り辛いとか感じてる訳です。

感覚ってすごく正直だと思います。

いやな感じ、乗り辛い感じはきちんと理由があります。

メーカー純正でも乗り辛いバイク、相当沢山ちまたに走ってると思います。

何とかしたいですね~
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