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2009/01/23

使い込まれた良さ

CIMG0585.jpg
あんまり外装の傷とか、エンジンカバーの立ちゴケ跡とかは気になりません。

サイレンサーも立ちゴケの後がバッチリ付いてます。

カウルやタンクも気にせずにガンガン整備するので、意外と傷だらけです。
タンクとフレームが擦れてプライマーが見えてたりします(汗)。

傷をつけないように神経質にバイクを扱うよりは、ガンガン道具として使い込みたい方です。

走行に支障の無い摩耗やすり減った感じは好きです。

走りこんだ感じがして。

ステップのアルマイトが剥がれてきたり、カカトとフレームが当たって金属がむき出しになってたりしますが、その辺が味があって好き。

ビカビカに磨きたてる趣味はありません。
普段はゴールドグリッターの希釈液をバイク全体にスプレーして、ウェスで拭くだけ。
油汚れだけは灯油をウェスに染み込ませてフキフキします。
たったこれだけです。簡単。洗剤も使いません。

その代りグリップのゴムの摩耗とか、シートのヘタリとか、走行フィーリングに直結する部分にはうるさいです。

タイヤもね。

部品の表面が多少傷ついても性能に支障はない。

多少の錆びはマメに拭けばよし。

美観って個人の価値基準が出ると思います。

バイクを展示品や工芸品のように愛でる人もいる。それはそれ。

自分がそうでは無いということだけ。

道具として使い倒していきたい。

その道具の手入れは怠らない。

「走る」部分のフィーリングには徹底して拘りたい。

それ以外にはあまり興味無。

戦闘機の整備とか、戦車の整備とか、なんかそういうのが理想です。

戦う機能のためには労を惜しまない。
美観は気にしない。

ただの道具として、徹底的に整備する。

F4ファントムとか、74式戦車とか、自衛隊の装備って予算も無いのでものすごく長寿命なんですね。

外観は相当くたびれてる。

でも、その長期間に渡って整備兵が徹底的に整備するから、性能は今でも十分。

74式戦車も90式のような最新の火器統制システムも無いけど、戦車兵の訓練のレベルの高さで今でも第一線で活躍している。

そういう、長寿命で使い込まれた雰囲気のあるモノが好きですね。

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800px-Japanese_-_Type_74_tank_-_2.jpg
ポップ吉村は、もと海軍のエンジン整備士だったので、似たような思想でバイクに接していたそうです。
塗装も、重くなるから嫌がっていたらしいw全く興味がなかったようです。
それを浅川さんがこっそり塗っていたりしたそうです。赤いGSとかそうみたい。
面白いですよね。

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コメント

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ポップの言葉

20年位前に8耐ウイークにRRS開催されていたときに森脇ショールームでポップとの座談会が有り参加しました皆知らなかったのか10人程度しか集まらなかったけど森脇、奥さんも交えて濃い話色々聞けて良い思い出です、そのとき出た話で前々からPOPの2スト嫌いは存じてましたが当時はまだまだ2スト全盛期GPに4スト車が出てこないことでいまのGPはレースじゃない2ストはバイク(エンジン)じゃないと言い切っていました、私はこの時TZ500使ってましたからPOPの意見には同意できなかったですが今ではどうでしょう時代の流れと言いましょうか、環境問題などから2スト500は無くなってしまいあの甲高いEXが聞けないのがさみしい。POPはこうなる事解っていたのだろうか

つるりんさん

走り続ければ、小傷ぐらいつきますよね。金属パーツだってどうしても腐食からは逃れられないし、だからといって放置するってのとは違いますよね。

必要以上に小傷とかにとらわれたく無いですね。でも普段から自分の手で整備してる人の乗り物って整備傷とか付いてたりするけど埃とかってあまり積もってないんですよね。で結果、年式の割りに全体の立ち姿がビシッとしてカッコ良かったりしますよね。(^_^)

つるりんさんのGSF実際に自分の目で拝見した事はありませんが、ピッカピカに光ってる展示車両とはまた違う乗り物のカッコ良さが有りそうです。

フォークトップやキャリパー周り、アクスル周りなど、頻繁に整備やセッティングすべきところに工具痕があるマシンを見ると、「やってるな!!」って印象を受けますよね。

モンゴロイドさん
ポップは航空機関士だったので、空冷12気筒とかの4サイクルで育ってるんですね。
だからだと思います。
当時、最年少で航空学校に入った位ですから、相当なレベルだったのでしょう。
でも、怪我したお陰で戦争で生き延び、世界的なエンジンチューナーになったのですから、何が幸いするか分からないものですね。
航空機のレシプロエンジンって、戦後のモータリゼーションに大きく貢献してるのでしょうね。

KATUさん
折角高い部品付けてもそれで満足して走り込んだりせずに飾っていたり、足回りのセットを出さなかったりして、肥やしにしてるのは勿体ないと思います。
使い倒してこそ道具だと思いますね。
傷だらけだけど、機械としての性能は第1級・・・みたいな感じが好きです。

まめしばさん
確かに、やってるなwと思うバイクって共通して見れる場所がありますよね。
その辺がキチンとしたバイクだと、お~っと嬉しくなります。
レーシングパーツがくっ付いたお宝バイクでも、何だこりゃ?と言うバイクは沢山ありますので、それだけは勘弁して欲しいです。
足回りとポジションの関係や、ブレーキと車体剛性のバランスとかって見る人が見ればすぐ分かると思うのですが、その辺がイマイチな車両が多い気がします。
走り込めば、絶対分かる部分だと思いますが、装飾が好きなライダーはそれに気がつかないのでしょうね・・・