今年も最後の一日ですね。
最後らしく、エンジンのキモの部分の調整ですw。
昨日の作業でどうも納得のいかなかったヘッドナット(スタッドボルト固定ナット)の緩め、締め付け作業をやり直します。
この辺はキモなので、圧縮抜けやヘッドの歪みが無いように緩くてもきつく締めてもいけません。
どうも、熱による影響なのか、従来はかなり固いトルクで締めつけてあったような状態でした。
この辺は乗り続けてくると変化するものなんでしょうか・・興味深いです。

もう一度、ナットを緩めます。
14mmのボックスで対角線状に緩めて行きます。
片方だけだと歪むので慎重に左右対照になる様に緩めて行きます。
そして、手で緩むようになったら、今度はトルクレンチで締めて行きます。
この際も対角線状に、また中心部の4本のナットから締めて行きます。
12本もあるナットを放射状に締めて行くイメージですね。
とにかくヘッドがシリンダーに並行に締まって行けば大丈夫です。
慎重に・・・
最初は19Nmから締めて行き「カタカタ」と言う音が鳴ったら次のボルトへ。
そして全部締まったら、順次26Nm、33Nm、40Nmと締めて行きます。
規定値が4.0kgf.mですので40Nmで丁度良し。
12本全てのナットが「カチカチ」と締まったらOK。
ここで2度締めはNGだそうです。
一度「カチ」と鳴ったらそれ以上は締め付けない方が良いと。
トルクレンチの使用法も注意が必要ですね。
エンジン内部をやるに当たって、初めてトルクレンチを使ってみたのですが面白いです。
特にキャリパーの固定ボルトを試しに締めてみたら、かなり高トルクで締めつけてありました。
やはり64チタンボルトだと高トルクで締めつけが可能なんですね。
ここは純正だと40Nmなので、ヘッドナットと同じトルクなんです。
自分の締めつけ感とデータが一致したので、大変興味深いです。
面白い。

さて、次は昨日出来なかったタペットクリアランス調整です。
ヘッドナットをちゃんと締めないとクリアランス調整も出来ません。
何故ならバルブステムとタペットアジャストスクリューとの距離(タペットクリアランス)は、ヘッドの締め付けの変化で変わるそうなんです。
成程、アルミの塊であるヘッドは、ヘッドナットの応力によって微妙に変形しているんですね。
だから、ヘッドの歪み取りが必要な訳です。
熱でも変形するんでしょうね。
以前、かなり固めに締めてあった影響か、クリアランスが狭いです。
ちなみに1200の規定クリアランス(冷間時)
吸気側 0.10〜0.15mm 排気側 0.18〜0.23mm
自分は吸気側を0.15mm、排気側を0.20mm程度に合わせようと思います。
クリアランスが広めの方がバルブの押し上げも少なく、圧縮が逃げないようですね。
多少のタペット音は気にしない方向で・・・


しかし、吸気も排気もかなりクリアランスが狭い。
なんだろう?
相当ヘッドを締めつけてあったような状況です。
うーん、中古のシリンダーを組んだので高トルクで締めておいたんだろうか・・・
ヘッドとシリンダーの相性はどうなんでしょうか?
こればかりはエンジンを掛けてみないと何とも言えません。
もしかしたら、ヘッドガスケットの交換が必要かも。
まあ、その時はその時で対応しようと思います。
ヘッドOHも可能ですねw。
やはり、そろそろ色々やっておいた方が良いかも知れません。
16個のスクリューを一生懸命合わせます。
結構大変。
寒さで手がかじかんで来ます。
もう限界か・・・
まあ、良いや。後は来年に。
ってことで今年の外作業はこれで終わりです。
お正月にもう一度チェック&調整を実施します。

しかし4サイクルエンジンと言うのは、この動弁系で圧縮が変化する訳で、このタペット調整と言うのは侮れないですね。
どうせなら徹底的にこだわって作業をしたいと思います。
シクネスゲージの感触も日によって変わるでしょうし、もう少し暖かい日にじっくり作業したいです。
やはり寒いと集中力が続きませんw。
さて、これからは部屋の中での作業です。
キャブやらエアクリやらマフラーの継ぎ目チェックとか・・・・
夜が楽しみですw。
でも緩んだ事ないんですよ、足周りとかブレーキとか可動部なんか手の感覚だけで締めていたときいかにオーバートルクで締めていたかと思いしらされました。
エンジンなんかヒィーリングだいぶさが出るみたいですね、
オイル漏れの原因がオーバートルクだったなんて話も聞きますし、
今では新しい乗り物買う時一緒にサービスマニュアル注文しています。
長期連休利用しての自分での重整備、すばらしい。
(^_^)
良いお年を