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2008/12/27

ステムの強度・・・・

CIMG0707.jpg
今日は朝から大掃除です!

早速、余ったボルトを整理しようとしたら、一発目から驚きの事実が!

これ、純正のステム固定ボルトです。

左右4本でステムとフォークを固定してます。重要な部品です。

バイクのフロントの動きの要である部品ですが、思いきり歪んでました(汗)。

自分のGSFはせいぜい立ちゴケ数回ですので、これは・・・

ステム付近は横方向に応力が掛かりますよね。

ボルト先端に近い程歪んでますので、間違いなく横方向の応力でボルトがゆがんでます。

この辺は純正だと7とか8とかの強度区分のボルトでしょう。まあ普通のボルトです。

まあ、多少歪んでいても走行性能には変わりは無いでしょう。

でも、この辺が弱いと思いきりステアやブレーキングに影響すると言う事です。

折角アルミの削り出しのステムを奢っても、この辺がステンボルトだったりしたら・・・

まさに自分がそうでしたので、この辺をクロモリや64チタンに交換し、剛性を上げると言う路線が間違いで無い事を改めて気がつきました。

ぶっちゃけ、20万円でワンオフしたアルミーゴ製のスペシャルステム+ステンボルトと同じ位の剛性感を、純正ステム+64チタンボルトで感じたんですよ。
ニンジャもGSXR1000でもワンオフしたのですが、同じ位の剛性感なんです。
大袈裟じゃ無いですよ、真面目にそう感じたのです。
こう言う事か・・・・

どんなに剛性の高いパーツをワンオフしても、それを締結するボルトが弱ければ本当に意味がありません。
特に割り止めしてある部分(ステム、フォークピンチ部等々。カワサキだとエキセンの固定とか)には非常に効果的でしょう。

ブレーキング性能や、ステムの剛性を上げたい人は、とにかくまずはボルトの強度区分を上げる事をお勧めします。
そうでないと、意味が無いと思う。真面目に・・・

こんな応力が掛かるんですね~
走ってる間、ずっとこのボルト達は歪む方向の応力を受け続けている訳ですから・・・

画像だと分かりづらいですが、現物だと一発で歪んでるのが分かります。

ボルトに横方向で応力が掛かる部分も、気を付けないといけないですね!
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コメント

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ボルト

部品単体としての強度剛性も大切ですが、バイクは部品の集合体として機能するものですから、どのようにアッセンブルして部品同士の結合剛性を稼ぐかということを忘れては本末転倒ですよね。
また、各ボルトに求められる機能は一様ではないことも忘れてはならないと思うのです。
例えれば、キャリパーブリッジボルトとキャリパー取り付けボルト、同じブレーキ周りですが、求められるものは大きく違います。
それぞれにかかる応力の方向を考えてみれば良くわかりますね。

まめしばさん
大掃除なのに、部屋の中にある部品を眺めたり、再発見したりして一向に進みませんw。
おっしゃる通りで、まさに部品の結合について再発見しました。
ただのボルトでも、応力の掛かり方や方向で求められる特性が変わるのでしょうね。
面白いです。
実は先日色々面白いお話を聞いてきたので、また記事にしますね~