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2008/12/24

前後のバネレート

CIMG0544.jpg

車体の前後姿勢は重要だと思います。

自分のGSFですが、フロントもリアも乗車1Gでの沈み込みが比較的多いです。
画像で見ても、かなり前後とも足が長そうですが、乗ると沈みます。

クアンタムは8.0kgのバネなので、かなりレートが低いです。
公道でもギリで底付きしますが、これが非常に動いて車体姿勢が調整しやすい。

ブレーキングから倒し込み、アクセルを開けて立ち上がって行く過程が手に取るように分かります。

これはサスがストロークしているから。

もし、固いスプリングだとサスの動きが掴み辛く、挙動が不安になりトラクションが感じられません。

いわゆる「接地感」が無い状態なのです。

動くスプリングと適切な減衰性能が全てです。

本当に基本的な事です。

乗車1Gでの姿勢をまず決めて、その上でサスの動きをストローク基準で把握する・・・

なので、レートが大事なのですね。

イニシャルや減衰はあくまでもレートが決まってからの話なのですね。

まずは、弱めの減衰、イニシャルで果たして自分のバイクがどのくらいストロークしているかを確認し、そのうえでレートを変えてみる・・と言うアプローチが基本だと思います。

良く、メーカーが設定してるから・・とか言われますが、このメーカー設定が誰を基準にしてるか?が大事です。

体重や乗り方、走る環境(日本なのか欧米なのか)で全然違います。

その辺を自分に合わせた上で、初めて楽しめる状況が作り出せるのでは無いでしょうか?

折角高いお金を出して、ビッグバイクに乗って楽しもうと思っているポジティブなライダーならば、ひと手間かけて自分のバイクのサスがどの位ストロークしているか、レートは適切か・・と言うもっともサスセッティングに重要な点を確認して見るのも良いのでは無いでしょうか?

グリス塗って定規で測るだけですから、誰でも出来ます!
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