ステンレスボルトのデメリットその2
気になったので、自分のバイクのステンボルトの状態をチェックしてみました。

今、一番気になってるマフラー取り付け部。
ここは非常に熱が掛かるので、焼きつきや熱膨張、収縮による緩みが心配です。
2ヶ月前にグリスつけて増し締めしましたが、案の定緩んでおりました・・・
再度グリスつけて増し締めしましたが、気になりますよね。
純正ボルトに変更します。ここはステンは絶対駄目ですね。
エキパイフランジ付近の温度は500℃くらいになるようですが、ステンボルトの耐熱温度は400℃程度だそうです。
明らかに役不足ですね。



クランクケースカバーやヘッド部。
ここも熱膨張と収縮で緩みます。止めときましょう。
ニンジャ時代、パーツ屋さんに勧められてステンにしましたが、しょっちゅう緩んでおり、増し締めが日課でした。その当時は理由も分からずに・・・愚かな行為でした。

しかも、油冷はこの部分、強度区分10.9なのです。
そこに強度区分7程度のステンを使ったら単純に考えて強度が35%ダウンです。
あり得ないですよね。本当に止めましょう。
ここまでは耐熱関係です。
これからは車体剛性の重要な部分です。

極めて剛性が重要なブレーキ周り。
ここはほとんどが10.9や12.9とかの高張力ボルトが使用されてます。
ステンはもってのほかです。もし使ってたら今すぐ純正に戻しましょう。
ブレンボがクロモリやチタンを使ってるのは、当たり前なんです。
純正でも高張力ボルトが当たり前だと思います。



フレーム結合部やエンジンマウント部です。
ここも12.9とか10.9ですね。
極めて重要な部分です。
12.9の部分に7のステンだったら強度は約半分になってしまいます。
絶対に止めましょう。
錆びないからと言って、強度を落としていいものではありません。絶対に。
次はサスペンション部分です。




リアのリンク周りは11とか9の表示がありますよね。
恐らく10.9とか8.8の強度区分です。
ここもステンはダメです。グニャグニャします。意味無いです。
フォーク、ステム周りもやはり高強度のボルトであるべきです。
チタンボルトに交換した効果をもっとも感じる事の出来る部分です。
クロモリでも良いと思います。
ステンは意味無いです。かじるし・・・・

普段目につきませんが、ハンドルマウント部も剛性があるべきです。
ラバーマウントだと意味無いですが、リジッドにするなら余計。
ここもステンは意味無いと思います。
純正の材質は不明ですが・・・


ステップ周り。ここも本当はクロモリや64チタンが良いと思いますが、転倒時フレームを痛めてしまいそうなので、ステンもありだと思ってます。
ただ、かじるのでグリスを付けながら定期的に増し締めが必要です。
締めたり緩めたりする際に、手元の感触が良く無いんですけどやむを得ないです。
画像でも分かるように、ヘキサゴンの入る穴が変形してます。
素材が弱いんですよね。
実際、ステンボルト使用部分をばらして、再度グリスアップ、増し締めしてみましたが、緩める際の感覚がなめそうで嫌になります。
やはり純正を基準として、クロモリや64チタンへの変更・・と言う流れが自然だと思います。
もちろん、BUMAXと言われる高強度のステンボルト等もあるので一慨にステンボルトを批判するのは一方的なのですが・・・
ステンを使ってる人で「これはBUMAXなので安心して使えます」と言う表現を出していれば安心出来ると思います。
プロとしてのアカウンタビリティ(説明責任)が必要だと思いますね。
ステンボルトはあくまでも化粧ボルトだと思い、バイクの性能に直結する部分への使用は止めましょう。
こういう工業規格的な知識の無いバイク屋さんが多すぎます。

今、一番気になってるマフラー取り付け部。
ここは非常に熱が掛かるので、焼きつきや熱膨張、収縮による緩みが心配です。
2ヶ月前にグリスつけて増し締めしましたが、案の定緩んでおりました・・・
再度グリスつけて増し締めしましたが、気になりますよね。
純正ボルトに変更します。ここはステンは絶対駄目ですね。
エキパイフランジ付近の温度は500℃くらいになるようですが、ステンボルトの耐熱温度は400℃程度だそうです。
明らかに役不足ですね。



クランクケースカバーやヘッド部。
ここも熱膨張と収縮で緩みます。止めときましょう。
ニンジャ時代、パーツ屋さんに勧められてステンにしましたが、しょっちゅう緩んでおり、増し締めが日課でした。その当時は理由も分からずに・・・愚かな行為でした。

しかも、油冷はこの部分、強度区分10.9なのです。
そこに強度区分7程度のステンを使ったら単純に考えて強度が35%ダウンです。
あり得ないですよね。本当に止めましょう。
ここまでは耐熱関係です。
これからは車体剛性の重要な部分です。

極めて剛性が重要なブレーキ周り。
ここはほとんどが10.9や12.9とかの高張力ボルトが使用されてます。
ステンはもってのほかです。もし使ってたら今すぐ純正に戻しましょう。
ブレンボがクロモリやチタンを使ってるのは、当たり前なんです。
純正でも高張力ボルトが当たり前だと思います。



フレーム結合部やエンジンマウント部です。
ここも12.9とか10.9ですね。
極めて重要な部分です。
12.9の部分に7のステンだったら強度は約半分になってしまいます。
絶対に止めましょう。
錆びないからと言って、強度を落としていいものではありません。絶対に。
次はサスペンション部分です。




リアのリンク周りは11とか9の表示がありますよね。
恐らく10.9とか8.8の強度区分です。
ここもステンはダメです。グニャグニャします。意味無いです。
フォーク、ステム周りもやはり高強度のボルトであるべきです。
チタンボルトに交換した効果をもっとも感じる事の出来る部分です。
クロモリでも良いと思います。
ステンは意味無いです。かじるし・・・・

普段目につきませんが、ハンドルマウント部も剛性があるべきです。
ラバーマウントだと意味無いですが、リジッドにするなら余計。
ここもステンは意味無いと思います。
純正の材質は不明ですが・・・


ステップ周り。ここも本当はクロモリや64チタンが良いと思いますが、転倒時フレームを痛めてしまいそうなので、ステンもありだと思ってます。
ただ、かじるのでグリスを付けながら定期的に増し締めが必要です。
締めたり緩めたりする際に、手元の感触が良く無いんですけどやむを得ないです。
画像でも分かるように、ヘキサゴンの入る穴が変形してます。
素材が弱いんですよね。
実際、ステンボルト使用部分をばらして、再度グリスアップ、増し締めしてみましたが、緩める際の感覚がなめそうで嫌になります。
やはり純正を基準として、クロモリや64チタンへの変更・・と言う流れが自然だと思います。
もちろん、BUMAXと言われる高強度のステンボルト等もあるので一慨にステンボルトを批判するのは一方的なのですが・・・
ステンを使ってる人で「これはBUMAXなので安心して使えます」と言う表現を出していれば安心出来ると思います。
プロとしてのアカウンタビリティ(説明責任)が必要だと思いますね。
ステンボルトはあくまでも化粧ボルトだと思い、バイクの性能に直結する部分への使用は止めましょう。
こういう工業規格的な知識の無いバイク屋さんが多すぎます。
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コメント
管理人のみ閲覧できます
2008-12-23 18:24 編集
ファッションで交換する人がいても、危険で無ければ全然構わないんです。
塗装や外装カスタムと同じだと思うので、全然OK。
でも、強度が必要なパーツを、知らずに強度低下させて危険な状態で乗ってる人に対して、告知したいのです。
誰も、怪我して欲しく無いですから・・・命に関わる事だと思います。
なので、敢えて書いた訳です。
以前からずーっと思っていたのですが、やはりきちんと書いておいた方が良いと思いましたので。
2008-12-23 18:55 つるりん URL 編集
最終的にドリルで穴空けてワイヤーロックした箇所もありました(T_T)
何べん増し締めしても緩む理由が納得できました。
2008-12-24 00:31 KATU URL 編集
分かりますw
なんでだろう??と思いながら自分もしょっちゅう増し締めしてました。
これがキャリパーにも使ってたんですよ。
富士スピードウェイの1.5kmを全開250kmからフルブレーキングしてボルトが伸びまくってましたが??と理由が分からずに・・・
恐ろしい事です。
KATUさん、今は何に乗られてるのでしょうか?
2008-12-24 08:22 つるりん URL 編集
と言っても専用パーツほとんど無いですけど…
2008-12-24 10:24 KATU URL 編集
お、水冷なんですね!
以前、北川さんが雑誌でインプレしていたのを拝見し、なかなか走りそうだな~と思ってました。
自分のGSFに流用出来そうなパーツが沢山あって興味シンシンですがw、セッティング次第で相当良くなりそうなバイクですよね。
一度スズキワールドにお邪魔して、細部をチェックした事がありましたw。
2008-12-24 13:22 つるりん URL 編集
深い!
見ため優先のカスタムパーツも考えもの・・・説明がないのは怖いです。
勉強になります!
2008-12-25 00:24 匠 URL 編集
そうなんですよ。別に見た目優先でも全然OKなのですが、強度が低下したり、ネジが緩んで危険な状態にバイクがなってしまうのはどう考えてもオカシイと思います。
市販のキャリパーサポート等でもかなり怖い構造の商品も多いです。
知らずに装着してる人が多いと思いましたので、書いてみました。
2008-12-25 08:38 つるりん URL 編集
その後対策品出たらしいけど信用ならんので結局A7075材で自作した事があります。
アフターパーツも自分で判断する力も必要ですかね。
2008-12-25 10:22 KATU URL 編集
やっぱり仲間がw。
ニンジャ乗りは色々やってしまった人が多いでしょうね。
自分もそうですw。
でも、そういう痛い目を見てきた経験が、現在に生きてるのでしょうね。
命あってのものですが・・・
2008-12-25 10:40 つるりん URL 編集
BUMAX
ステンレスボルトの敗者復活!
マフラー取付用BUMAX88M8X20穴付ボルト無償サンプルあります。鈴木純正ゆるみ止めスリーボンド塗布済み。
BUMAXは、カタログでも説明してますが、耐力値が一般ステンレスより高い。
破壊トルクテストでBUMAX88強度比較結果
同サイズステンレスの1.5倍
同サイズ10.9鋼ボルト同等
EUでは、トライアンフなどに純正採用されているようです。
以上
2009-04-08 03:45 BUMAX URL 編集
コメント有難うございます。
まさに自分が言いたいのも強度を確保されたボルトを使いましょう・・と言う事だけなんです。
見た目がキレイだからステンボルト・・ではちょっと?だと思います。
強度が確保されたBUMAXは面白そうですね。
開発経緯とか興味あります。
2009-04-08 21:38 つるりん URL 編集
開発きっかけは、ボルボヨットレースや潜水艦メーカーからの強い要求により開発されました。高強度の鋼ボルト以上の強度であること。
BUMAXの優れる点は、耐熱、耐食はいうまでもなく抜群性能ですが、摩擦係数が鋼と同じで、締結後にばらつくのない高い軸力がえられ、ゆるみや疲労破壊を防止できます。すばらしいボルトですよ。
詳しくは、www.spsunbrako.co.jpまで。
2009-04-11 15:00 BUMAX URL 編集
やはり北欧の人は上手いモノを作りますねw。
現状、特段交換を考えているボルトは無いのですが、錆びが気になり、且つ耐久性を求める方には最適なボルトなのでしょうね。
機会があれば利用させて頂きたいと思います。
2009-04-11 17:14 つるりん URL 編集
No title
2010-12-23 21:19 よしだ URL 編集
No title
ユニクロで十分だと思います。
ステンの意味は余り無いかと(見栄えが気になる部分でもないし)
エンジン周りのボルトにはスレッドコンパウンドを塗布すると熱対策になると思います。
自分はエキパイ、エンジン付近のねじ山には全てスレッドコンパウンドを塗布してます。安心出来ます。
2010-12-25 18:23 つるりん URL 編集
No title
2010-12-25 21:26 よしだ URL 編集
Re: No title
すいません。
> コメントありがとうございます。ユニクロボルトにしました。がユニクロボルトも沢山あり私が買いに行った所に、ユニクロシルバーぽい色、ゴールドぽい色、黒色と…どれが1番耐久力のあるユニクロボルトなんでしょうか?
2010-12-26 15:25 つるりん URL 編集