手段と目的を履き違えるな!

すいません、刺激的な表題ですが(汗)・・
新型GTRはポルシェの持つニュルブルクリンクのラップタイムを超えると言うのが開発目標だったそうです。
それは、達成されました・・・
が。
ああなってしまった訳です。
まあ、レーサーレプリカみたいなものですね。
それが良いか悪いかは別として・・・
日本人の教育の成果かどうか分かりませんが、手段と目的をすぐ履き違えてしまうケースって多いと思います。
自制をこめてですが・・・
つい、こうするぞ!と決めて目標にまい進して行くと、気がついたら当初の目標では無くて、途中の手段に集中してしまい、いつのまにか迷走・・・って事がありませんか?
なんか、GTRもそうなってしまった気がしてなりません・・・
新型のフェアレディZを見ていてそう思いました。
「スカイラインも初期型を彷彿とさせたら良かったのに・・・」
主観です。あくまでも主観なので。
ニュルを最速で走る事の為に、あらゆる手持ちの手段(技術)を使い、その目標は見事達成されました。
「機械」としての性能にはだれも文句を言いません。
GT選手権でも勝てるマシンです。
ゴーンさんからは褒められたかも知れません。
でも。
当初の目標をいつのまにか見失っていませんか?
スカイライン「GTR」の復活では無いのでしょうか?
デザインコンセプトを傑出させる日産の目玉では無いのでしょうか?
何故そうなってしまったのか・・・
日本人(だけじゃ無いかもしれないけど)チームが血眼になってポルシェを追っかけてるうちに余裕がなくなっていたのかも知れません。
なんか、もの作りってそうじゃないと思うのです。
何かを越えようとして頑張ってる内は、その超えるもの以上には絶対にならない。
無心に作ってると、いつの間にか超えている。
他者からの評価では無くて、自分の価値基準を創造していく・・・
この立ち位置に立たない限り、日本のモノ造り(近代ね)は脱皮しないでしょう。
タイヤと言い、クルマと言い、もちろんバイクもですが、何かこの辺に大きなヒントがあるような気がしてなりません。
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