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2008/10/15

速く走ると上手く走るはちょっと違う

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今年のロッシは本当に強かった。

ロッシとイチローって何か似てる気がする。

体の使い方と言うか・・・

レーシングライダーでも転倒の多い、怪我の多い選手がいる。
秋吉とか加賀山とか、中野もそうかな?

彼らを見てると、筋肉モリモリ。しなやかさは無い。

いわゆる速筋が異常に発達している。
みんなジムで必死にトレーニングしているのだろう。

確かに、バイクを速筋で動かす場合もある。

しかし、どうやらレスポンスという意味で言うと、いざと言う時のカラダの動きが鈍るみたい。

体幹の反応速度は遅筋を鍛えた方が良くなるという話もある。

イチローもロッシも清原みたいにモリモリではない。ストーナーも。

でも見るからに猫の様に柔らかいカラダをしている。

ところが、見た目でマッチョっぽいライダーはいざという時に転んだり、怪我をしている。
何か本番に弱い感じ。

この違いってなんだろう?

先日走ってて感じたけど、バイクに乗ってて一番使うのは、ブレーキングと加速で上半身をホールドする為の腹筋、背筋くらい。

別に内足荷重も、外足荷重も無い。
ただ、イン側に体をホールドすれば良い。
バイクを必死に押し付けても人間の筋力などはたかが知れている。
ステップを踏んづけても、余り意味は無い。

それよりは、どこに体を置くかが重要。

イン側に重量のある頭と肩部分を置き、フロントタイヤに自然と荷重が掛かるようにする。

それだけで、バイクは自然にセルフステアでイン側に舵を取る。

この繰り返し。

ハイサイドを人間の筋力で止める事が不可能な様に、しょせん人間の筋力には限界がある。

合気道の様に、相手(バイク)の力を極限まで活用して、柔軟に乗りこなすのが上手さの秘訣では
ないだろうか。

一発のタイムが速くても、リタイヤしちゃったら何にもならないし。

レースも峠もツーリングも「ゴール」する事に最大の優先順位があると思う。

ロッシがリタイヤが少ない、イチローも怪我が少ないのは、おのずと理由があると思う。

怪我や転倒が多いライダーは気を付けてほしい。普段のトレーニングで変わるかも?
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