素材
40代位のおじさん達だと、80年代バイクブーム時代にあった「アルミ信仰」的なものが記憶にあると思う。
アルミフレーム、アルミホイール、軽量!
ってな感じ。
そのあとは、マグに行ったりチタンに行ったり・・・
日本メーカーがアルミフレーム一辺倒になったのってこれ以降。
左脳的なセンスで行くと、軽量で剛性が確保できるんだからアルミで作るのは当たり前・・・・
でも、経年劣化は?
振動吸収性は?
乗り味は?
・・・・・
この辺は、左脳的な分析だけでは絶対にわからない部分。
俯瞰して物を見てみると分かると思うのだけど。
軽くて速くて、タイムが出るバイク・・・
これはもう限界に来ていると思う。
味があるバイクが欲しい。
90年代にゼファーが出た際の時代感にも少し似た感じが出てきてる気がする。
あの時も批判されたな・・・
時代錯誤だと。
確かに2本ショックは余り意味がないと思うけど、スタイルとか乗り味は今のネイキッドの基準を作ったバイクだ。
ゼファーって実はエポックメイキングなバイクなのだ。
技術一辺倒、合理性一辺倒の日本車に風穴を開けたバイク・・・
その「味」の部分を如何に表現するか・・・
鉄には鉄の良さ、アルミの良さ、チタンの良さ、クロモリの良さ。
それを適材適所に使い分ける必要がある。
そこに工夫の余地があったり、表現のオリジナル性が出たりする。
何かを横睨みで眺めながら、左右を見回して、周囲を気にしながらでは無く、オリジナル。
そこに創造する楽しみがあるんだと思う。
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