
浅川さんに良く言われるのが「ツーリングに始まり、
ツーリングに終わる。」と言う事。
バイクに乗ることの基本は、ツーリングに全て凝縮される。
様々な路面コンディション、気温、気候、体調、
メンタル面等々、沢山の変動要因を含み、その
状況下で自分とオートバイを完璧にコントロール
して行くのは、ツーリングならではだ。
特に、ロングツーリングほど「自分」が試される。
車のように、機械が人間をフォローするのではなく、
あくまでも主体はライダーである。
自分は、バイクに乗るのは危機管理だと思う。
誰でもアクセル全開にするのは簡単だ。
命を失っても良いのであれば・・・
何故、タイヤが滑るのか?何故、危ない!と
感じるのか?そういった疑問を追求し、一つ一つ
リスクをクリアして行き、リスクヘッジが可能に
なった時に、初めてライディングの腕も上がり、
楽しく、リスクも少なく、しかも速く走る事が
出来る。
登山でもそうだけど、キチンと準備をして、
キチンと装備をして、メンタル面もしっかり
していれば、事故にも遭いにくい。
ツーリングと言うのは、無事に帰るのが基本だし、
それはある意味サーキットでも同じだ。
いくらタイムが詰まっても、完走して結果が出な
ければ意味が無い。
レースと言うのは結果が全てなので、経過が良く
ても結果が出なければ意味が無い。ビジネスと一緒。
では、結果を出すにはどうすれば良いのか?
実はツーリングと同じで、準備、装備、メンタル等の
基本に忠実であれば良い。
実に簡単な事だ。
レースだから、サーキットだから無理が許される、
無茶しても良いと言うのではない。
だから、「ツーリングに始まり、ツーリングに
終わる。」のだろう。
ツーリングには、バイク乗りに必要なスキルの全てが
濃縮されている。
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