冬場のエンジン始動
気温が5℃を切る位の状況になると、エンジン始動
にも気を使う。
まず、バイクは直立させる。
並列4気筒エンジンだと、サイドスタンドで傾いた
エンジンにはオイルが偏って浸っているので、
バランスが悪い。
最悪油膜切れのリスクあり。
サイドスタンドを掛けっ放しで暖気する人も
いるが、あれはちょっと止めた方がイイと思う。
直立させてからエンジン始動。
タクマイン「匠」オイルは低温下でのフリクション
も少なく、一発始動する。
以前は冬場のエンジン始動に若干コツが必要
だったが、「匠」オイルに変えてからはクランキング
自体も軽い感じがして、始動性は良い。
これはすばらしい。
恐らく、エステル自体の特性によるものだろう。
(エステルは油膜が金属に吸着する機能がある
らしく、油膜切れが起き難いらしい。)
チョークを最初だけ曳いて、後は1500~2000
回転で暖気を少々。
低回転での暖気はカムに良くないそうだ。
ある程度の回転を維持。
ご近所にはちょっと迷惑かも。
理想は油温40℃程度までの暖気が必要だが、
サーキットでは無いので、ちょっと乗りながら
段々暖める。
くれぐれもイキナリ全開はしないで欲しい。
少なくとも10分程度はアチコチを暖めて
走ろう。
フォークや、リアサス、リンクのベアリング周り
も冷たいと固い。
オイルやグリスがどうしても温度依存性があるので、
冷たいと固くなる。
これはある程度しょうがないと思う。
後は、ライダーがその特性をよく理解して使いこなす事が必要。
完璧な商品など無い。
10分ほど走っていると、段々バイクのアチコチ
が良く動くようになって来る。
こうなれば、後はエンジンの快適な性能を味わい
ながら流す。
タイヤも固いので、余り無理はしない。
いくらシリカ等のコンパウンドが入っていても
路面温度が低ければグリップ性能は低下する。
冬場の楽しみは、コーナリングよりもエンジンの
フィーリング(良く回る)のを味わいながら
クルージングするのがイイと思う。
来週、西伊豆ツーリング決行したい。
楽しみ。
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