バイクを自分に合わせる為には

オートバイを自分の乗り方に合わせる為にはなにをすれば良いのでしょうか?
昨日、色々と考えていたので久しぶりに書いてみます。
1 まずはサスセッティング
とにかく、自分の体重にサスが合わないといけません。
自重で数十キロ異なる人間ですから、男性女性問わず重量級、軽量級のライダーはバネレートやイニシャルを体重に合わせる必要があります。
バネ自体は何種類か試してみて、初めて自分にあったレートが見つかるはず。
そう言う意味では、フォークスプリングも、リアショックのスプリングも数種類必要。
当然乗り方にも個人差があるので、レートは乗り方にも左右されます。
誰かが決められるものではありません。自分に合わせて決める。試行錯誤が必要です。
1Gはサグ出しさえしてあれば、特に問題ありません。
サグ出しは必ずしましょう。
自分の体重に合わせる事が必須。
これが出来ていないライダーが極めて多いです。是非やってみて下さい。
まずは自分なりの乗り方を極めるのが大前提ですが。
減衰については、バネレートとイニシャルさえ決まってしまえば、そんなに気にならないです。
乗ってみて、車体姿勢が前上がり、後ろ上がりかどうかに気をつけながら前後を調整します。
コーナリングの姿勢制御が一番大切なので、車体姿勢の制御装置だと思って減衰をいじるとよろしいかと。
バネレートとイニシャルが適切であるのが前提です。
2 ブレーキもセッティングが必要
効けば良いという訳ではありません。
自分の乗る環境や乗り方に合わせて、ブレーキの効きやタッチにこだわりましょう。
ラジポンが良いのは当たり前ですが、どの程度の効きが欲しいかは個人差があります。
パッドも、効力が初期から立ち上がるものや、奥の方が効くのもあります。
フラットに効くものは乗りやすいと思います。
個人的には公道からサーキットまで使えるメタリカの標準モデルがお勧め。
もう何シーズン使用しているか分からないくらい使い込んでますが、全然減りません。
恐らく2万キロ以上は走れてますね。
キャリパーの清掃さえちゃんと出来ていれば、長寿命が期待出来ます。コスパ抜群です。
キャリパーですが、アルミピストン(カシマコート)であればメンテも楽だし、タッチも劣化しません。
鉄メッキのピストンだとこまめなメンテが必須。
自分は純正キャリパーですが、ピストンをアルミにして以来、ブレーキングに全く不満を感じなくなりました。
オイルシール、ダストシールも何年使っているか分からない位ですが、全くタッチに劣化がありません。
こまめな洗浄とカシマコートピストンのおかげです。
リアブレーキだけ、ちょっと不満。
ディスク、キャリパー、パッド新品にしても鳴きが収まりません。
どうも、キャリパーサポートの強度が足りなくてキャリパーがひずんでるかも?
削りのサポートでひずまなくする必要があるかもしれません。
3 ポジションは体格と乗り方に合わせる
これも個人差が大きくありますね。
とくにステップ付近はシート高との調整が必要なので、試行錯誤が必要な部分です。
意外とシート高を意識しない人が多いですが、シートもセッティングパーツです。
コストは掛かりますが、自分にあったシート高を目指しましょう。
シートが合うと、ポジションが面白いように決まります。
逆にシートが合わないのにいくらポジションをいじっても意味がありません。
それくらいシート高は重要です。
だって、一番重量のあるライダーの重心を決めるパーツなのですから、重要なのは当たり前ですよね。
どこに座るか、どの高さに座るべきかは極めて重要。
メーカー純正が全てではありません。
4 タイヤは大事なセッティングパーツ
タイヤは単品でバイクの性格を決定します。
それくらい重要なセッティングパーツです。
ハイグリップからツーリングタイヤまで好みのタイヤを選んで下さい。
最近は国産もかなりレベルが上がっているようなので、もう好みで選んでも大丈夫だと思います。
昔はミシェランラジアル一択、ピレリ、メッツラー一択の時代が長く続きましたが・・・
5 エンジン、キャブレターは普通が一番
自分にとっては、エンジンやキャブレター(出力制御)はフラットさが一番だと思っています。
普通が一番な気がします。
もともとサーキットでもサスセットばかりやって来たのもあり、パワーや特性にはあまりこだわりがありません。
FCRは極めてフラットな特性が気に入りました。
アクセルを開ける事に神経を使わずに走れる事って、実は非常に重要な点です。
この一点を実現する為に、強制減圧や昇圧回路をフルに活用してフラットなエンジン特性を実現しています。
思うがままに出力制御が出来るエンジン周りを目指しましょう。
こうやって、機能毎に振り分けると、意外と自分にバイクを合わせる事のツボって決まっている気がしますね。
ポイントを押さえたバイク作りをすると、バイクライフがもの凄く充実したものになると思います。
見た目にだまされず、「走る」と言うとても面白いアクティビティーに特化したオートバイライフを送りたいものですね。
スポンサーサイト
コメント