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2010/05/23

足回りとエンジンのバランス

今夜は久しぶりにサスねた。

と言っても、サスだけでは無い、バイク全体のバランスについて。

最近のGSFの調子の良さについてツラツラ考えていると、エンジンの良さもそうだけど、サスも良い。

そう言えば、昨年後半にフォークの減衰をいじったのだった。

もう暮れ近かったので、余りスポーツ走行をしていなかった。

でも、最近気温の上がったワインディングだと非常に楽しいし、安全に走れる。

どれだけ突っ込んでも、フロントはシッカリと荷重を受け止めてくれる。

Z6インタラクトってこんなにグリップあったけ?と思う位。

フロントブレーキを握ってコーナー進入し、クリップ付近までレバーに入力を続けても、フォークはシッカリ減衰感を味わわせてくれる。
なので、フロントタイヤのグリップがどこかに行きそうな不安はゼロ。

そのまま、クリップを過ぎると、今度はケース内減圧が効いた非常にスムーズな立ち上がりでバイクは脱兎のごとくコーナーを駆け抜ける。その時のトラクションもしっかりリアタイヤに感じる事が出来る。

ブレーキングからアクセルを開けた立ち上がりまでの繋がりが非常にスムーズ。

足回りがエンジンの良さを引き立ててくれる感じだ。

ちょっとオーバースピード目にコーナーに進入しても、なにも無かったようにフロント周りはインを向いてくれる。

こんなに安全なバイクは無い。

やはりサスペンションでバイクは生まれ変わるんだなあ・・・

最新のラジアル17インチタイヤは当然のごとくフロントタイヤを積極的に使う事を前提に設計されている。

なので、そのように乗ってあげると一気に向きが変わるのだ。

リアから曲げようと思っても、タイヤは言う事を聞いてくれない(まだZ6は後ろからでも曲がる方だけど)

タイヤの設計思想を色々考えながら走るのも面白い。

フォークの戻し減衰が少し効いただけなんだけど、これが気持ち良さの正体だと感じた。

昨年秋からの色々改善したポイントが、総合的に作用して今の気持ち良さに繋がっているのだと思う。

一つ一つは本当に細かい改善点だけど、それが有機的に結合して作用した結果、素晴らしい乗り味のバイクに仕上がったのだと思う。

非常にハイレベルなバランスポイントではあるが、そういうハイエンドなバランスポイントをしつこく追いかけて行きたい。

終わりの無い旅ではあるけど、それは楽しいからやっている訳で、まったりとじっくりと味わって追求して来たいと強く感じる。

昨日、GSFに乗っていて「あ~これ以上何を求める必要があるだろう?」と思ったけど、やっぱりいじりたくなるのだろう。

じっくり追いかけて行こう。
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