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2010/03/06

エンジンOHを振り返って

天気悪くて乗れないので、エンジンOHを振り返ってみました。

いくつかポイントを・・

・作業環境が大事

PCを脇において、机の上にヘッドやシリンダーを載せて、椅子に座って作業しました。

長時間集中を要する作業なので、それに対応した姿勢が必要です。

腰をかがめながらでは必ず腰を痛めます。姿勢大事です。

・長時間作業し過ぎ無い

いつも気を付けている事ですが、余り長時間の作業はしません。仕事でもそうですが、集中が切れた時にミスが起きます。
そのリカバリーに余計な時間が掛かるので、長い目で見れば早く切り上げて寝てしまった方が効率が良い。
昔からこのスタンスを貫いています。何事も。

・とにかく清掃がメイン。

カーボンを落とす事が大部分の時間を占めました。
効率良く、丁寧にカーボンを落とすのは慣れが必要です。
スクレーパーやケミカルもフルに活用して、地道に汚れを落として行きます。
この過程が一番大変でしたが、ピカピカのヘッドを見れた時の充実感は何事にも代えがたいです。

・丁寧な組み付け

トルクレンチを使いながら、丁寧に組みつけます。
スレッドコンパウンドを使用し、軸力の安定化を図りながらボルトを締めて行きます。
この過程も決して焦っては行けません。
何事も丁寧な作業が結果を生みます。

・ちゃんとマニュアルを見る

これ大切です。何度クランクを回してカムチェーンをずらしてしまった事か(汗)。
頭に入っていても、何度もマニュアルを確認して、ミスを減らしましょう。
事前の予習、作業後にミスが無かったか振り返る復習も大切です。

・ネジを無くさない

今回、奇跡的にw、ネジを無くしませんでしたし、余った?ネジも発生しませんでした。

ザルに入れて保管したり、アイテム毎に整理していたので、紛失を防げたようです。

あるべき場所にあるべきネジが締まっていると、ホッとしますね。

・・・・・

なんだかんだ言っても、基本に忠実な作業をしていれば、エンジンもOH出来るのだと言う自信が身に付きました。
これが一番の収穫です。

オイルの相性、圧縮、・・・今まで未知の世界だったエンジン内部のお話も身近に感じられるのは非常に嬉しい。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とも言いますが、やって見れば何と言う事は無い整備の延長です。

手順や準備、段取り、慎重さは要求されますが、それもライダーとして身につけるべきスキルかも知れませんね。

まだまだ、今後トラブルが発生しないとも限りませんが、それも勉強の内、経験値を深めるには必要な試練だと思います。
チャレンジして、結果は成功、失敗両方を受け入れる度量さえあれば、何度でもチャレンジ出来るはず。

チャレンジする勇気をずっと持ち続けたいと考えています。
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コメント

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もうこれは、分かっているんですが、性格&性分モロ出るもんだと、思います。
ほんと、几帳面なんでしょうねぇ・・・・。

ちょっと話ずれますが、エンジノイルは匠使われるんですか。

あんやんさん
几帳面な部分と適当な部分が混在しております(笑)。
オイルはずっとタクマイン匠10w-50です。カムやシリンダーにも優しいオイルだと思います。
シールからのオイル滲みはケース減圧すると、無くなりました。
副次的にこの様な効果があるのですね。