バイクの立ち姿とサスセッティング

ナカナカ自分が乗った姿の画像が無いので、パタパタさんの絵を拝借します。
バイクの立ち姿で、結構そのバイクが走るかどうかが分かるものです。
乗車1Gでの前後のサスの沈み込み具合だけでも、随分情報が得られます。
自分のGSFも一見バランスが取れているようにも見えますが・・・
この仕様、いつも走っている県道35号や、奥多摩方面の低速メインの峠でセットアップして来ました。
当然コーナーへの進入速度は低いです。
なので、何が起きるかと言うと・・
進入速度が速くなると、自然に前後のサスが沈みます。
特にリアは8.0kgと低レートのバネが入っていますので、伊豆スカの高速コーナーだと沈んでしまいます。
沈むとどうなるか・・
動的な車体姿勢が後ろ下がりになるのですね。
そうするとタチの強いバイクになります。
なので、自然とブレーキを残しながらクリップまで入って行き、フォークを沈めてバランスを取っているのです。
筑波の1コーナーの様な乗り方ですね。
これを自然に走ろうとするとどうすれば良いか・・
リアのバネレートを上げます。
そうすれば、同じ進入スピードでもリアが沈まずに、逆にフロントが沈みます。(相対的に)
そうなると、自然に舵角が付いてインに付きやすくなるのです。
そう、伊豆スカやビーナスライン等の中高速コーナーを楽しく走ろうとすると、バネを8.5kg辺りにするのが正解だと思った訳ですねw。
コーナーに入る時の前後の車体姿勢をイメージすると、サスセッティングは理解しやすくなります。
フロントが入り過ぎるから・・とフォークスプリングを強くしがちですが、実はリアのバネレートを下げると良くなる・・と言うケースがままあります。
と言うか、リプレイスサスに交換したライダーの大部分はこう言った症状に悩んでいる気もします・・
リアのバネレート、おろそかには出来ませんね。
バイクは前後のサスのバランスで曲がるのですから、前後のバネレートのバランスを追求することこそ、サスセッティングの基礎の基礎だと改めて痛感しました・・・・・
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