検品作業

今日は肌寒く、部屋の中でぬくぬくしてます。
先日の純正部品の検品作業をしております。細かいのが沢山あるので・・
いや、Oリングやらヘッドガスケットやらアルミワッシャーやら・・
結構細かい加工やコーティングがしてあるパーツもあり、純正部品も相当な工夫がされてますね。
毎回、成程・・と思わせるモノがあります。
ヘッドガスケットです。

スチール製なのでしょうか、3枚重ねになっている仕様です。
この3枚のガスケットが微妙に潰れて密着するのでしょうね。
これでオイル滲みが完治する事を祈ってます。
今回はそもそもこの為にヘッドを開けるのですから、間違ってもその他の場所など・・・(汗)

あと、気になっていたのがタペットスクリュー単体です。
全部で16本仕入れました。
コレ、微妙にすり減ってしまい、タペット調整が難しくなるようです。
マコートさんのウェブサイトで拝見して以来、ずーっと交換したかった部品。
カムやロッカーアームよりも、このスクリューを交換した方が、16本のバルブクリアランスが正確に出せて、乗り易いエンジンに仕上がりそうな気がします。
自分はパワーが欲しいのでは無く、調律の取れたエンジンが欲しいのです。
圧縮が漏れていても、それが4気筒それなりにヤレているのなら、それも良し。
でも調律が取れていないのはちょっと・・・って感じですね。
これは今回楽しみな調整です。タペット調整が楽しみ。
冬みたいに寒くないけど、その内、蚊に悩まされながらタペット調整してそうですねw。

これも4気筒の調律には不可欠なパイロットスクリューです。
これも今回新品に交換。
この先端の円錐状の細い部分が低速のキモです。
ここが摩耗していると、一発で低速が出なくなります。
なので、ここは定期交換したいです。
多分目に見えない摩耗が間違いなく進行してます。
出来ればニードルも交換したかったのですが、次回に繰り越し。
段階を追って仕上げて行きたいですね。牛歩戦術ですw。
自分には珍しく、徐々に部品を揃えながら計画を練っています。
トルクレンチも必要だし、ヘッドのひずみ計測もしてみたい。
当然、バルブ擦り合わせもしてみたい。いや~検討すればするほど色々出て来ますが、歯を食いしばって今回はシンプルに仕上げてみたいです。
重い整備は冬にじっくりやってみたい。
なので、今回はこれくらいで・・・
冬は腰上全部やって見たい気もします。
油冷はかなり頑丈なので、軽めのOHでも十分かと・・・
ケースまで割ってしまったら、それこそかなりの重症になってしまいますね・・・・
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コメント
乗らせていただいた時GSFすごく調子良かったので何にも心配じゃないとは思いますが以下御参考まで。MIKUNI BSR系(GSFはミクニですよね…)ジェットニードルよりもニードルジェット(エマルジョンチューブ)磨耗でかなり濃くなる事例です。FZR(3GM) BDSRでOHしてもOHしても2番だけ濃すぎて泣かされたのですが結局ここの磨耗でした。サイドスタンド駐車だと1・2番にガソリンが寄ってというのが長期間ちょっとづつ悪さをしていたようです。完治後も1・2番のパイロットスクリュの所のOリングは毎年変えてたような…。
http://www.factorypro.com/products/Mikuni_needle_jet_buy.html
2009-05-16 21:30 ∀W∩>|♪ URL 編集
いや、おっしゃる通りだとおもいますよ。
摩擦による摩耗、真鍮製の部品では明らかに進行すると思います。
画像では分かりにくいですが、今回取ったパイロットスクリューは真鍮製のはずですが、銀色です。
恐らく摩耗対策で何らかのコーティングが為されてるのではと推測してます。
さすがですね。高年式だと色々と対策をされてるのでしょう。
ジェットニードルとニードルジェット(かな)はオスとメスなので、両方とも交換が良いのでしょうね。
金属がこすれる部分の摩耗は必ずありますので、他にも考えてる所です。
例えば、スロットルグリップの樹脂の摩耗とか・・これも定期交換したら良いのではとか・・
シフトペダルやブレーキペダルも、ブッシュ毎交換したほうが良いのでは?とか・・・
ブレーキやクラッチのマスター部分もベアリングが理想ですよね。(ベルリンガー等)
この辺のブッシュの交換ってやって見たいと思います。
リフレッシュ出来そうですね。
2009-05-17 08:47 つるりん URL 編集
もう15年くらい前になりますがゼファー750のオイル滲みを2度自宅で直しました。
空冷エンジンの付き合い方と楽しさをさらに知りました。
手をかけてやらなければ愛馬はヘソを曲げる、あるいは飼い主を飼い主と認めず振り落とす、みたいな付き合い方。
最高ですねw
空冷エンジンは手放せない要因のひとつがこれですw
2009-05-17 11:56 ken URL 編集
そうなんですよ、シルバーと言うかグレーですね。
何らかの表面処理がされているようです。
この部分がアイドリングと、極低開度のツキを左右しますので、極めて重要部品ですよね。
交換が楽しみです。
空冷や油冷って、手間が掛かるだけ愛着も湧くのでしょうね。
自分もそう思います。
第2次大戦時の日本の航空機の様に、液冷がダメで空冷が信頼性があって使われる・・・と言うシチュエーションに萌えますw。
2009-05-17 15:41 つるりん URL 編集
水冷インジェクション車に乗るようになって今まで当たり前のようにしてきたバイクとの対話が物足りないのはこの辺のこともあるんでしょうね…。いつもそんなに差が無いので「あ~今こいつこんな按配なんだ…」って感じ取れることがほぼ皆無…人間とはなんと欲張りな生き物なんでしょう(苦笑)
2009-05-18 20:08 ∀W∩>|♪ URL 編集
こんばんは。
オイラが若い時は ソレックス、ウェーバー、デロルト等のキャブで車を改造!
六甲に上がると不調(気圧の変化で燃調が・・。)
インジェクションは賢い代わりに、馬鹿のひとつ覚えでしょうか?
不便な中で試行錯誤の時代が懐かしい!!
2009-05-18 20:39 ASPCA URL 編集
TMRがそうですから・・・・
腐食と磨耗防止が目的のようですね。
2009-05-20 10:03 まめしば URL 編集
まめしばさんによるとステン製に変わっているとか・・
ミクニもやりますね。ステンの削り出しでしょうか。
確かにR1000もインジェクションだったので、何となく手間が掛からずに・・・と言うのはありました・・・
2009-05-23 08:03 つるりん URL 編集
クルマのキャブ車。。独特の味がありますよね。
やはりキャブは楽しいのでしょうね!
2009-05-23 08:04 つるりん URL 編集
確かにステン製だと思われます。
しかし、ミクニもちゃんと開発や対策が進んでるのですね。
こう言う部品を使えるのはちょっぴり幸せな気分になれますw。
2009-05-23 08:05 つるりん URL 編集