
今だから書きますが、実は昨年1年間テストしていたクランクケース内圧コントロールバルブはKTMの純正品でした。
試しに・・と思い、KTM軍団のお一人にお願いしてパーツを取ってもらったのです。
単価4000円程度の簡単なワンウェイバルブでしたが、それでも十分な性能で、自分としては驚きの性能でした。
しかし、マコートさんから、この排気圧作動のバルブをお譲り頂いた際に、KTMがリコールを出しているとの情報が・・・
以下KTMウェブサイトから転載します。
2005年式 990 SUPERDUKEモデル (パックプレッシャーバルブの交換)
2005年6月14日
2005 年式 990 SUPERDUKEモデルにおいて、エンジンのブローバイホースに取り付けられている、バックプレッシャーバルブに不適切なものがあるため、エンジン内圧が適切に抜けず上昇することがあります。そのため、シリンダーヘッドカバーのガスケットが抜けてオイルが漏れ、最悪の場合、漏れたオイルがタイヤに付着し、転倒に至るおそれがあります。
つきましては、緊急にKTM正規販売店にご連絡の上、リコール対策作業(無料)を受けていただきたくお願い申し上げます。
◆リコール届出番号:外-1237 (バックプレッシャーバルブ)
◆対象車両: 2005年式 990 SUPERDUKE
◆対策作業内容: バックプレッシャーバルブを取り外し、延長パイプを取り付ける。
お願い:
作業を迅速に行うため、最寄の正規ディーラーに予めお問い合わせいただき、作業日時をご予約されることをお勧めいたします。
迅速な作業実施に努めますが、場合によってはお客様の車両をお預かりさせていただくこともありますので、ご了承ください。
是非ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
残念ながら、対策品では無く、部品そのものを外してしまう・・と言った状況です。
この辺は、原因が何なのか究明したいとも思いますが、たまたま交換する機会があったので、良かったです。
もしこのブログをお読みの方で、KTMバルブを使用されている方がおられれば、ご注意くださいね。
さて、KTMバルブとNAGバルブの違いはどうなんでしょうか?
自分のは、通常モデルでは無いので単純な比較はできませんが、やはり明らかに作動性はNAGバルブに軍配が上がります。
自分の油冷エンジンはそれなりにブローバイも出てるようですので、効果も検証しやすいのでは?とも思います。
昨日も、ずーっとエンジンの挙動が手に取る様に分かるので、走っていて楽しい。
従来2速の場所も3速で十分楽しく走れます。
低回転でもトラクションが掴み易くなっているので、ギアを上げても十分スポーツライディングが可能。
一般道ではまず使わなかった4速も使ったりしました。
エンジンの効率が上がっている証拠ですね。
何とか、早くエンジンの排気圧を使用したフルバージョンを試してみたい。
ヘッド開けないとな~
しかし、ポンピングロスと言うのは本当に無視できないな・・と改めて思いました。
ホンダエンジンの良さってこの辺にあるんじゃないだろうか・・と思ったり。
最新のエンジンにはそれほど強烈な効果は無いと思いますが、旧型モデルには本当に効果的だと思います。
ニンジャ系のエンジンとかにも合いそう。
当然2気筒とかはもっと・・・・
メンテが必要なパーツではありますが、ひと手間を考えても外せない部品となりました。
さて、GSFも後はヘッド周りだけですね・・・・