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昨日、「第1回乗車1Gとストロークを測定してみよう大会(仮称)」を某ナップスにて開催しましたw。
FZ6乗りののぐりんさんと2名ですがw。
のぐりんさんには、ヤマハXJR1300の純正フォークスプリングを譲って頂いてからご縁が出来ました。
結構ご近所だったので、じゃあ、乗車1Gやストロークを測定してみましょう・・となった訳です。
もちろん、髪ゴムでw。
すでに、FZ6には前後髪ゴムセンサー常備されています。さすが。
駐輪場で、前を上げたり後ろを上げたりして0Gを測り、その後またがって乗車1Gを測定します。
のぐりんさんも、色々と実走テストを重ねながら足回りのセットを出されています。
その検証として、乗車1Gとストロークを測定すれば、より具体的に可視化出来ると言う事ですね。
メジャーを片手にあーでもない、こーでもないと・・・
初対面とは思えない、かなり濃い時間でしたw。
自分のGSFの乗車1Gはフロント28mm、リア32mmでした。
フロントは前回測定値通り、リアは正常値範囲内でOK。
リアのイニシャルを3mm抜いたのですが、OKだったようです。
良かった良かった。
フロントはやはり5mmカラーをカットする予定です。そしたら33mm。よしよしこれ位だ~
のぐりんさんのFZ6もほぼ正常の範囲内で、二人で安心していました。
後は若干のプリロード調整で仕上がるのでは無いでしょうか?
後はひたすらおしゃべり。
同世代なので、ネタに事書きません。
後はたまたま、油冷最終のバンや水冷バンも駐輪されていたので、足回りを眺めてみたり・・



フラフラと街乗りをした後のストローク状況です。
フロントが50mm前後、リアが30mm前後ストロークしています。
乗車1G状態からだと、もう少し低い数値になると思います。
実質、フロント30mm程度、リア20mm程度のストローク域を使っているのでは無いでしょうか?
髪ゴムストロークセンサーでは、このように普段から実測でストローク量管理が可能になります。
便利ですので、皆さん是非お試しください。
さて、のぐりんさんと色々お話している中で、話題に出たのがバンプラバー。
FZ6のショックも、ストローク60mm、ロッド露出部が35mm、バンプラバー25mm程度でした。
油冷最終バンディットと同じ寸法ですね。
素材も結構固いウレタン樹脂のようでした。
一方クアンタムはバンプラバーの寸法15mm。
この差が10mm・・・しかも、素材は柔らか目のゴム。
バンプラバーの長さが実は公道でのストローク後半時のセッティングを決定している。
そういう理解が出来ました。
しかも、バンプラバーは素材や形状の違いにより、様々な減衰特性が持たせられるようです。
4輪だと、1Gから少しバンプラバーに当てていて、バンプラバーの特性を含めたセッティングを仕上げているようですね。
VWや欧州系のクルマは結構多いそうです。
成程~
なので、クアンタムのバンプラバーのような、柔らか目の素材で、しかも中心部が凹んでいるような形状のバンプラバーは、最後のストロークでの特性を利用しない手はありません。
言わば、フロントフォークのエアバネの様な役割もアリだと言う事ですね。
これ、初めて知りました。
だれもこんな事言われてないですよね。
何故だろう・・・
正確な計算ではありませんが、リンクレバー比が1:2のリンクサスだとする場合、非常にざっくり計算すると・・・
GSFのリアホイールトラベルはマニュアルによると、約130mmです。
そうすると、リアサス本体でのストローク量は約2分の1の65mmとなります。
ちょっと無理やりですが・・
純正サスのストローク量60mmとほぼ合致しますよね。(無理やりですが)
なので、バンプラバーに当たらない位のストローク量では、圧倒的にストローク不足だと言えるのでは無いだろうか?との推測をしています。
のぐりんさんのFZ6では、高速でのギャップや峠での荷重が掛かった際に、リアが急に固くなる・・と言う症状があるようでした。
センサーで測定すれば明確になりますが、固めの素材のバンプラバーに本体が当たってしまい、急激な挙動を誘発している可能性があります。
これは、欧米でタンデム走行時のギャップ乗りあげ対策でもあるようですね。
2名乗車をしたり、重い荷物を積むライダーなら必要な装備ですが、1名乗車で峠程度のライダーには固すぎるバンプラバーでは無いか・・・と言う話になりました。
一方、クアンタムのバンプラバーは長さ15mmで、且つ中央が凹んだ動き易い形状。
これなら、バンプラバーに接地しても急激に固くはならず、バンプラバーストロークが10mm位はとれそうな気がします。
そうなると、60mmの全ストローク中、ロッド剥き出し部45mm、バンプラバーの潰れ分10mmを足して、55mmのフルストロークのサスとして活用出来ると言う事です。
そう、バンプラバーのセッティングで有効ストローク長を調整出来るのでは?と言う仮説です。
ナップスの駐輪場で他のバイクをチェックしたのですが、街乗り系のバイクは大抵バンプラバーが25mm程度あります。
ヤマハR1も25mmでした。
そうすると、公道仕様のバイクはもともと有効ストローク幅を上手く使いこなせていないのでは?と言う疑問も生まれます。
もし35mmでバンプしてしまうと、簡単に計算して35mm×2=70mm・・・
つまり、リアホイールトラベルを実質70mm程度しか使えていないのでは・・と言う計算です。
自分のクアンタムの場合は、55mm×2=110mm・・・
110mmの有効ストローク幅を使えているので、乗り心地と減衰機能が両立出来ている・・・
と言う事では無いだろうかと・・・
のぐりんさんのFZ6のリアサスを眺めながら、またあーでもない、こーでもないと・・・
この、バンプラバーのサイズや、形状の工夫・・・・ものすごく奥が深いようですね。
こことか、
ここの記事をご紹介しておきますね。
まあ、真面目にネタが濃くなってしまいますが、公道でのセッティングを詰めて行くと、必ずバンプラバーに接地する事になりますし、逆にバンプラバーに接地しないセッティングはストロークを有効に使えていないセッティング・・と言う事にもなります。
ここまで詰めたい!と言うモチベーションのあるライダーならば、是非バンプラバーの当たり具合を感じて下さい。
そして、形状変更や素材変更、寸法の変更まで行ってしまうと・・・
はい、間違いなく変態ですw。
しかし、この辺、盲点でした。
バンプラバーには当たっては良く無い・・・とずっと思ってましたので。
25mmあるバンプラバーを10mmカットしてしまうとか、そういうセッティングもアリかも知れません。
明らかに有効ストロークが伸びるはずです。
特に固いバンプラバーの場合は・・・
触れば分かります。固いか柔らかいかは・・・
4輪だと色々なグレードのバンプラバーが売り出されているようですね。
どうやらこの辺のネタは圧倒的に4輪の方が熟成されているようです。
やはり2輪はサスペンションの議論が尽くされていない・・・と言う印象を改めて持ちました。
でも、体感出来るのは2輪の方が圧倒的にメリット大きいはずなのになあ・・・
なんでだろう??