キャブの徹底清掃、同調調整
今年も後1時間チョイ。
皆様お世話になりました。
年越し蕎麦も食べてマッタリです。
さて、今日までキャブの徹底清掃をしてました。
同調も面白い取り方をしてみました。

BST36は本当にトラブルの少ない丈夫なキャブだと思います。
スロー系の清掃だけ気を付けてあげればトラブル知らず。
今回もスロー、チョーク周りの清掃をメインに作業しました。


まずは外観のチェックです。
エンジン側のインシュレータの締め方が甘かったようで、2次ガスが噴出しております・・・
これはロスですね。勿体ない。
キャブ装着時に気を付ける事にします。余りギチギチ締め込むとバンドが歪んで逆にガス漏れになりますが、今回は緩すぎたようです。何事も加減が大切・・・

おもにブローバイのオイル分のタール質だと思いますが、ボア内部にもタール状の汚れが付着。
丁度スロットルバルブの上下両側にこびりついてます。
これだと、アイドリング前後のエアのロスになりますね。
濃い方向にセッティングがずれてる可能性があります。
ここはクリーナーとハブラシで清掃。仕上げは指でこすります。
この指の感覚は1000分の1ミリ位までは感覚が分かるようで、一番のセンサーです。
目視よりも手触りが大事。
この辺の微妙な場所は指の腹で触るのが一番。
人間のセンサーってとっても高機能ですw。

プラグの焼け状態もみます。
かれこれ1年間程度使用していたらしい?プラグです。
極めて良好な状態かと・・・
若干焼けがばらついてますが、同調の微妙なずれかも。
この辺もチェックします。

微妙な同調のズレにも繋がりますが、パイロットスクリューの先端がタールでネトネトです。
4気筒ともこんな感じ。
これもブローバイのオイルミストがからみついてる感じですね。
綺麗にすると非常に効果がある部分です。
ここは丁寧にクリーナーで落として行きます。
最後は指で回して、段差等を確認。ちょっと段付き摩耗してるものもあり、次回は要交換かと。

細かい部品はザルで管理。
オイル汚れやホコリも網だと付き難いようです。愛用してます。
ネジ等の管理もラク。

パイロット系のキモである、3つの穴とパイロットスクリューから出る混合気用の穴。
この4つの穴がキモです。
アイドリングからアクセル開度の低い部分はこの4つの穴で管理されます。
ここからガスや混合気がボアに出て行くんですね。
非常に重要なので、丁寧に洗います。
まめしばさんに教えて頂いた爪楊枝を駆使し、先端を削って掃除しましたが、具合が良いです。
傷をつけずに穴のサイド部分の微妙な汚れを落とす事が出来ました。
これは具合が良い、感謝感激です。


これもまめしばさんの知恵。キャブ本体の整列を見ます。
油面にも大事ですし、アクセルの軽い回転にも重要です。
確認したら1番だけ微妙に下がってました。
今の自分のテクでは調整出来ないので、泣く泣くそのままです。まあ大丈夫かと・・
(以前外そうとネジをなめた後があって、これも断念の理由です。いつか直します!)

今回面白い方法を考えてみました。
同調を完全に取るにはやはり負圧調整が必要ですが、その前にスロットルバルブをちゃんと揃えてみたいのです。
画像のように、スロットルバルブが隠す部分が一番上の穴の半分位になるように同調を揃えます。
微妙な作業でしたが、はまって(楽しくて)ずーっと合わせてました。
当然、負圧バルブが上下するのはまた違うのですが、気分ですw。
これが4つ揃うと非常に気分が良い。
でも、ある意味これが基準だと思います。
これを合わせてみて、その上でバラつけば負圧同調を取れば良いかと。
この辺は、パイロットスクリューの揃え方との兼ね合いもあり、かなり深いネタかと思います。
じっくり調整してみます。


その負圧バルブのキモの部品2つ。
スライドバルブとその受けの部品です。
どちらも樹脂ですね。
この辺もタールが付いていたので、綺麗に拭いておきました。

ニードルジェットとジェットニードル、スライドバルブの位置関係も把握しておきました。
成程~って感じの構造です。
スムーズに動くのを確認しておきました。安心です。

各部の穴をクリーナーと爪楊枝を削った細い楊枝でお掃除して、組み付けました。
フロートの部分もOリングをチェック。
何とか再使用可能かと判断したので、今回はこのまま組み立てます。
オーバーフローしたら、Oリング交換ですね。この辺はちょっとした賭けになりますが・・・
夜な夜なキャブと格闘したお陰もあって、とっても綺麗に組み上がりました。
こんなちゃんと綺麗にしたのは初めてかも。
特に同調をとったり、チョーク部分の清掃をしたのも初めてでしたので、新鮮な体験でした。
キャブレターは本当に繊細で面白い構造をしてるものなんですね。
勉強になりました。
あとはエンジンに組み付けて同調の確認をするのがとっても楽しみです。
調律されたピアノのように軽やかな音で吹けあがるのを楽しみにして、今日は寝ます。
お、除夜の鐘が聞こえて来ました。年越しですね~
皆様、良いお年をお迎え下さい。
来年もどんどんいじって走って行こうと思います。
乞うご期待!
皆様お世話になりました。
年越し蕎麦も食べてマッタリです。
さて、今日までキャブの徹底清掃をしてました。
同調も面白い取り方をしてみました。

BST36は本当にトラブルの少ない丈夫なキャブだと思います。
スロー系の清掃だけ気を付けてあげればトラブル知らず。
今回もスロー、チョーク周りの清掃をメインに作業しました。


まずは外観のチェックです。
エンジン側のインシュレータの締め方が甘かったようで、2次ガスが噴出しております・・・
これはロスですね。勿体ない。
キャブ装着時に気を付ける事にします。余りギチギチ締め込むとバンドが歪んで逆にガス漏れになりますが、今回は緩すぎたようです。何事も加減が大切・・・

おもにブローバイのオイル分のタール質だと思いますが、ボア内部にもタール状の汚れが付着。
丁度スロットルバルブの上下両側にこびりついてます。
これだと、アイドリング前後のエアのロスになりますね。
濃い方向にセッティングがずれてる可能性があります。
ここはクリーナーとハブラシで清掃。仕上げは指でこすります。
この指の感覚は1000分の1ミリ位までは感覚が分かるようで、一番のセンサーです。
目視よりも手触りが大事。
この辺の微妙な場所は指の腹で触るのが一番。
人間のセンサーってとっても高機能ですw。

プラグの焼け状態もみます。
かれこれ1年間程度使用していたらしい?プラグです。
極めて良好な状態かと・・・
若干焼けがばらついてますが、同調の微妙なずれかも。
この辺もチェックします。

微妙な同調のズレにも繋がりますが、パイロットスクリューの先端がタールでネトネトです。
4気筒ともこんな感じ。
これもブローバイのオイルミストがからみついてる感じですね。
綺麗にすると非常に効果がある部分です。
ここは丁寧にクリーナーで落として行きます。
最後は指で回して、段差等を確認。ちょっと段付き摩耗してるものもあり、次回は要交換かと。

細かい部品はザルで管理。
オイル汚れやホコリも網だと付き難いようです。愛用してます。
ネジ等の管理もラク。

パイロット系のキモである、3つの穴とパイロットスクリューから出る混合気用の穴。
この4つの穴がキモです。
アイドリングからアクセル開度の低い部分はこの4つの穴で管理されます。
ここからガスや混合気がボアに出て行くんですね。
非常に重要なので、丁寧に洗います。
まめしばさんに教えて頂いた爪楊枝を駆使し、先端を削って掃除しましたが、具合が良いです。
傷をつけずに穴のサイド部分の微妙な汚れを落とす事が出来ました。
これは具合が良い、感謝感激です。


これもまめしばさんの知恵。キャブ本体の整列を見ます。
油面にも大事ですし、アクセルの軽い回転にも重要です。
確認したら1番だけ微妙に下がってました。
今の自分のテクでは調整出来ないので、泣く泣くそのままです。まあ大丈夫かと・・
(以前外そうとネジをなめた後があって、これも断念の理由です。いつか直します!)

今回面白い方法を考えてみました。
同調を完全に取るにはやはり負圧調整が必要ですが、その前にスロットルバルブをちゃんと揃えてみたいのです。
画像のように、スロットルバルブが隠す部分が一番上の穴の半分位になるように同調を揃えます。
微妙な作業でしたが、はまって(楽しくて)ずーっと合わせてました。
当然、負圧バルブが上下するのはまた違うのですが、気分ですw。
これが4つ揃うと非常に気分が良い。
でも、ある意味これが基準だと思います。
これを合わせてみて、その上でバラつけば負圧同調を取れば良いかと。
この辺は、パイロットスクリューの揃え方との兼ね合いもあり、かなり深いネタかと思います。
じっくり調整してみます。


その負圧バルブのキモの部品2つ。
スライドバルブとその受けの部品です。
どちらも樹脂ですね。
この辺もタールが付いていたので、綺麗に拭いておきました。

ニードルジェットとジェットニードル、スライドバルブの位置関係も把握しておきました。
成程~って感じの構造です。
スムーズに動くのを確認しておきました。安心です。

各部の穴をクリーナーと爪楊枝を削った細い楊枝でお掃除して、組み付けました。
フロートの部分もOリングをチェック。
何とか再使用可能かと判断したので、今回はこのまま組み立てます。
オーバーフローしたら、Oリング交換ですね。この辺はちょっとした賭けになりますが・・・
夜な夜なキャブと格闘したお陰もあって、とっても綺麗に組み上がりました。
こんなちゃんと綺麗にしたのは初めてかも。
特に同調をとったり、チョーク部分の清掃をしたのも初めてでしたので、新鮮な体験でした。
キャブレターは本当に繊細で面白い構造をしてるものなんですね。
勉強になりました。
あとはエンジンに組み付けて同調の確認をするのがとっても楽しみです。
調律されたピアノのように軽やかな音で吹けあがるのを楽しみにして、今日は寝ます。
お、除夜の鐘が聞こえて来ました。年越しですね~
皆様、良いお年をお迎え下さい。
来年もどんどんいじって走って行こうと思います。
乞うご期待!
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