単純だけど深いシンプルなラインや面
造形の話になるけど、自分が好きなのは複雑な造形よりも、シンプルだけど奥の深いラインだったり面だったりする。
意識的に曲面を付けてみたり、エッジを追加してみたり・・というのは無駄なデザイン。
そう言う意味で言うと、昨今のバイクって意外と複雑な面を作っている。
これは、簡単に3D的な図面が曳けるようになったり、CADが発展した弊害だったりする。
PC上で本当に自由に作られた造形と、素材を削りだして一発で仕上げた造形。
仏像みたいに木から削りだした一発勝負の造形美。
もしかしたらこの辺に大きなヒントがあるのでは。
クレイを盛るだけでは無くて、大きな木片や樹脂の塊から一発で削りだすことの緊張感が、実は素晴らしいデザインの根元なのでは無いか。
それだけが全てでは無いと思うけど、最近の製品を見ていると、安易に複雑な造形に走っている気がしてならない・・・
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