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2009/02/19

パイロットスクリュー付近の経年劣化

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最近、気が付いた事があります。

キャブのアイドリングから、全閉からの開け始めと言うのはアイドルポート、スローポート付近のバランスが重要だと言う事は皆さんご存知かと思います。

バタフライバルブの位置を同じにするのは大変でしたが、お陰で気持ちの良い加速をするようになりました。

バタフライバルブの隙間の開き方が均等で、混合気がきちんとしていればフィーリングも気持ち良くなるはずです。

後はパイロットスクリューの状態です。

良く言われるのがスクリュー先端のテーパー部の削れや変形。

これは混合気が4気筒揃うのを邪魔する訳で、経年劣化の最大の要因となります。

この辺、定期交換してみたい部品ですよね。

自分も次回のOH時には交換してみたいと思っています。

先端が変形して細くなったりすると、戻し回転数を規定値にしても混合気は揃っていない・・・と言う状態になるんですね。

これを揃えるのは職人的なスキルが必要になるでしょうから、新品にするのが楽にバランスが取れるのだろうと思います。

たった1mmに満たない細い部分ですが、非常に重要なテーパー部だと自分は考えます。

キャブで一番乗り易さに繋がるのは、この辺の整備だと思いますね。

スローポート3カ所、アイドルポート1か所の微細な穴の側面に付着したタール状の汚れを爪楊枝でこそぎ落し、パイロットスクリュー先端に付着したタール状の汚れを落とす。
場合によっては、パイロットスクリュー自体を新品に交換する。

この辺がキモでは無いかと。

後はバタフライバルブの開け始めが揃っているかどうかを確認。

以前キャブ仙人殿がやられていたバタフライバルブとキャブ本体のボアのバランス取りもいつかやって見たい項目です。(ネジがカシメてあり前回は諦めました)
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バキュームピストンが4つ均等に上下するように、ピストンとキャブ本体の擦り合わせ部を潤滑して見ても面白いかと考えてます。
この辺に潤滑剤を塗布するのは余り聞きませんが、どうなんだろう?
前回のOH時は、スライド部をウェスで磨き倒してピカピカに綺麗にしたのですが、そういえば潤滑剤って付けないのかな?と疑問に思ってました・・・

アイドル、スローポート、パイロットスクリュー付近の整備・・・・
細かい項目ですが、これは本当に効きました。
乗り易いし、アクセルの開け始めは本当に気持ち良く吹け上がります。

先週のツーリングで中央高速を走った際、余りの気持ち良さに小仏トンネル前後でハイペースで走ってしまいました・・・
あの辺は下って行きながらRが続く区間なのですが、素晴らしくスムーズに走りました。
今でも脳裏に浮かびますが、余りの気持ち良さにライダーズハイになった位でした。

キャブの同調や低開度の整備、侮れないと思います。

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2009/01/20

スロー系のセッティング

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公道、普段の街乗りではビッグバイクではアイドリングから3000~5000回転くらいが常用域かと思います。

インジェクション車でもスロットルバルブの同調や、バルブ付近のオイルミスト洗浄等で随分良くなると思います。
現在発売中のオートメカニック誌(4輪)にあったのですが、距離を走るとインマニ等がオイルミストでベタベタに汚れてました。この辺の清掃も効果ありそうですね。

改めて復習してみたんですが、やはりスロージェットを濃くしてみようと思います。

単純にはいきませんが、BMCのフィルターがエア流量を純正比20%増加させる(メーカー公称値)のであれば、単純に考えて混合気の濃さもそれに比例させる必要があるのでは?と思いました。

GSF純正がスロージェット#37.5ですので、20%増加させると・・・
37.5×120%=45・・・(ジェットの品番は内径に比例すると伺った事があります)

45は濃いかな・・・

やはり#42.5で行ってみようかと思います。

空気とガソリンの混合比率、を決めるのがパイロットエアジェットとスロージェット。

混合気自体の流量を決めるのがパイロットスクリュー・・・

この辺深いですね。

自分の場合は明らかに空気の絶対量が増えていると判断できるので、それに対応してガソリンの量を増やす・・・

ということだと理解しております。

現在ニードルの位置は上から4段目(標準より1段濃い目)ですが、もう1段濃くしても良いのかな?とも思います。

まあ、この辺は暖かくなってからやってみましょう。

あとはポート関係。

アイドルポートとスローポートがこんなに重要だとは、正直いままであまり考えていませんでした。

雑誌とかでも、ジェットの話ばかりするし・・・

この小さな4つの穴から混合気が出ていて、それがアクセル開度の低い、一番乗りやすさに繋がる部分を支配しているとは・・・

これを理解出来ただけでも、今回のOHは大成功だったと思います。

油冷エンジンは比較的オイルミストの発生が多く、エアクリ経由でオイル分がバタフライバルブやアイドルポート、スローポートに入り込み、タール状の汚れとなって付着、この微細な動きが必要な部分のバランスを崩しがちです。

ここを綺麗に掃除するだけでも相当調子が良くなると思います。

キャブOHを予定されてる方には、是非とも爪楊枝でこの小さい穴をホジホジしてみることをお勧めします。
特に油冷には効くと思います。

目に見えない小さい穴の脇に汚れがついてるので、耳掃除みたいな感じで気持ち良いですよw

2009/01/14

GSFのキャブセッティング

寒いのでネタが無いです。

もうイヤ、寒いの。

南国に行きたい~

さて、昨年実行したこの時期のキャブセッティングを振り返ってみます。

現状の仕様と同じですが・・

エンジン  純正
マフラー  ヨシムラ
エアフィルター  BMC純正互換タイプ
エアクリ  純正(穴の大きさ、数も純正のまま)
プラグ  NGK JR8B

キャブの仕様(ミクニBST36)

メイン 105(純正102.5)
スロージェット #40(純正#37.5)
ニードル  純正より1段下に(1段濃い目に)(純正上から3段目)
パイロットスクリュー  2回転4分の1回転戻し(純正1回転8分の7戻し)

ヨシムラは極めて優秀で、エアクリが純正ならば全くセッティングを変更する必要は無いと思います。
メインジェットも純正の102.5で十分だと思います。
やはりちゃんとベンチでセッティング出してるんですよね。
さすがヨシムラ。

自分の場合、BMCエアフィルターに変更してるのでどうしてもエアの吸入流量が増加してます。
これ、意外と盲点です。
純正互換のフィルターだから大して変わらないだろうと思ってましたが、さすがBMC。
スカスカでした。当然フィルターオイル使用してますよ。しかもタップリ目。

純正よりも20%増しとかでエア流量が増加してるようです。

なので、アイドルからして薄いんですね。

120%のエアが入ればそりゃー薄くなる訳だ。

ちなみに純正のスロージェット#37.5から#40に上げてますが、まだ薄いです。
こんな感じ。
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アイドルポート、スローポートから出てくる混合気の濃さがこれで分かりますね。
アイドルから3000回転までが薄いです。
やはりこれだと#42.5位まで上げた方が良さそう。

夏は良かったのですが、さすがにこの時期だと薄い気がします。
GSXR1100用の#42.5を探そうかな・・
あったあった、これグースと同じですね。
品番09492-42010 です。4個必要。420円とか?
BMCで薄い方にはお勧めです。

夏は良いんですけどね・・

現状、ニードルからメインまでの状態はバッチリです。
メインは純正に落としても十分かも。102.5ですね。
空燃費的に14前後であればOKだと思うので、この辺で。
後は実走でのフィーリング。

この時期は色々とバイクを仕様変更したくなりますが、ちょっと待って。

バイクのハイシーズンはあくまでも春から秋ですよね。

オイル粘度が固かったり、空燃費が濃い目に触れるこの時期にベストセッティングを出してしまうと、間違いなく春以降おかしくなります。

経験者は語る・・・

なので、この時期はサスセットは固い方、キャブセットは薄いかな~と思う位がちょうど良いかと思います。

フォークオイルやリアサスのオイルも固くなってます。
エンジンオイルがあれだけ固く感じるんだから、サスのオイルも固いんです。
特に鉱物油系のフォークオイル(純正とかカヤバとか・・)は温度変化による粘度の差が激しいような気がします。

長い目で考えましょう。

季節毎にセッティング変える方には不要ですが、オールシーズンOKのセットを出そうと思ったら冬はこんなもんかな・・位だと思います。

あくまでも気温が20℃から30℃前後までの間が快調なセッティングをイメージして調整しましょう。
その方が後々バッチリになりますよ。

この時期は仕込みの時期ですから、春以降の暖かい大気の中でバッチリ走ってるバイクをイメージしてセッティングしたいものです。

夢が膨らみます~

2009/01/06

爽快フィーリング

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今日、ちょっと街乗りしてみました。

チョーク系とアイドル、スロー系の清掃のお陰でエンジン始動がとっても楽。

すこしチョーク引いて、セル回すと「ガボォ~」と目覚めます。

すげ~何か新車みたい・・・今まで一番調子が良い。

チョーク付近の清掃も効いてるんだろうな~

やはり暖機してしばらくしてからエンジンを一旦止めて、じんわりエンジン全体に熱を回します。

多少残っていたオイル分をパークリで清掃します。

街乗りしてオイル滲みが再発しないかどうかを検証してみます。

画像の通り、ヘッドガスケット付近のオイル滲みは現状止まっております。
これが継続してくれれば万事OKなんですが・・

発進してからも、2速辺りでのフィーリングを確かめます。

いつもは距離を走らないとエンジンが暖まらず、キャブの調子も不揃いだったのが、自宅を出てすぐにスーッと走る事が出来ます。

この低速域のフィーリング、従来最高です。

何だろう、この感じ・・・

完全なるシンクロ(同調)を味わってます。

まさに爽快と言えるフィーリングです。

右手がアクセルを微妙に開けて行くのに合わせて、スーッとスムーズに回転が上がって行きます。

頭の中で、スローポートやアイドルポートの中を、スローエアジェットから入った空気がスロージェット経由でガソリンを吸い上げ、負圧で細い穴から噴出するイメージを描ける位です。

アイドリングではアイドルポート(パイロットスクリューが上下する穴ね)からの混合気が出てくるそうで、アクセルを開けて行くと次第にスローポート(3つの穴ね)から順番に混合気が出てくるようになります。

純正キャブなので、エアジェットとスロージェットのセッティングはこんな感じだと思うのですが、混合気の出具合はパイロットスクリューが上下する部分と、バタフライバルブが回転し、スローポートを開けて行く部分に左右されますね。

この2ヶ所を徹底的に掃除して、回転の度合いを4気筒合わせてみた事がここまで効果があるとは・・・

正直、年末に掛けても自分のGSFは自分なりには絶好調で、オイル滲み以外は何の不満もありませんでした。

キャブについては、タイミングが良かったので掃除してみただけです。

これが、こんなに効果があるなんて。

この辺は、ブローバイの状態にも左右されますが、10,000km毎位には掃除して見た方が良いかも。

アクセル全開(メインジェットの範囲)とかにはほとんど影響しませんし、ニードルを使う部分でも余り関係ありません。

でもアイドル(バタフライ全閉時)からアクセル開度4分の1位の部分には相当影響します。

街乗りでアクセル全開なんてあり得ませんし、一番気持ち良く乗れる開度って4分の1位まででは無いでしょうか?

ここを詰める事=街乗りや公道が楽しくなります。

吉村さんのウェブサイトでもありましたが、このGSFも「手綱を緩める」気持ち良さを味わえるようになれました。

全開全開で飛ばすのでは無く、ゆったりしたペースの中でも密度感のあるライディングハイに到達出来る。
しかも、一旦手綱を締め上げれば、怒涛の加速とライディングを見せる事が出来る愛機・・・・

低速域でも高速域でも自分の思う通りの挙動を見せてくれる・・・

そういうバイクに近づいたような気がします。

濃密な乗り味と爽快なフィーリング。

まさに、バイク乗りの理想です。

少しずつですが、近づいて来ました。

以前のように、レースでタイムを狙うでも無く、ワンオフのカスタムパーツてんこ盛りのニンジャをブイブイ言わせるのでも無く、普通のバイクを普通に乗って味わう・・・

こう言う楽しみ方にようやく自分の経験値が追い付いてきたような気がします。

速さだけを追求したサラブレッドだけでなく、頑丈なだけの軍馬でもなく、見た目だけの飾り馬でもない、まさにしなやかな「駿馬」。

これを目指して行きたいと思います。
2009/01/05

公道ではスロー系が重要

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昨日までやっていた整備。

オイル滲みが完治するかどうかは時間を経ないと不明だけど、少なくともキャブの同調や清掃は抜群の効果があった。

特に上の画像のスローポートと呼ばれる3つの穴と、パイロットスクリューの穴(アイドルポート)を掃除出来たのは良かった。

ここはボア上に穴が露出してるので、ブローバイのオイルミスト汚れが付着しやすいのだと思う。

ボア上のこびりついた汚れは、オイルミストが固形化したタール状の汚れみたいなので。

爪楊枝の先をカッターで削り、ポートの穴に入る様にしてシコシコとお掃除。
穴の側面に爪楊枝が当たるようにすると、タール状の汚れがかなり取れた。

この付近はスローエアジェットから吸気された空気がガソリンと混ざり、ボア上に吹き出す霧吹きのような場所なので、穴の状態は極めて重要だと思う。

スロージェット(現在油冷1100の#40を使用)の清掃も大事だけど、混合気がどの様に発生するかを見てみると、綺麗にする場所がどこなのか?が良く分かって楽しい。
今回は、負圧キャブの構造を確認しながら清掃していったので、良い結果に繋がったのだと思う。

空気の流れるルートをキャブクリーナーで掃除するのも大事だけど、このスローポートやアイドルポートはアイドリング状態や2,000回転前後のキャブの状態を決定する極めて重要な部分。

公道だと、アイドリング状態から3,000回転位までのキャブの状態が乗り易さを決定付ける訳で、サーキットでは考えられない位この辺の整備が大事だと思う。

もちろんサーキットでも、アクセル開度が低い領域での乗り易さ、ドン付きの軽減につながるはず。

自分で清掃してみると、いかにブローバイガスに含まれるオイルミストや、ガソリンの不純物等が細い穴にこびりついているかが良く分かる。

これ、キャブクリーナーでは落ち無さそうなので、是非爪楊枝攻撃をお勧めします。
金属だと穴自体を痛めてしまうので、針金やワイヤーは絶対使用しないように。

爪楊枝は非常にこの辺の清掃に合ってる道具だと感動しましたw。

あとは同調。

今回、画像のように、ミニマグライトでボアを照らしたりして、スローポートの穴がスロットルバルブで塞がれる面積を均等に揃えてみた。

蛍光灯で照らしたり、昼間は障子越しの日光で透かしてみたりして、徹底的に隙間が同じになるように調整。

これだけで数時間と何本かのビールを消費w。

でも、徹底した甲斐もあって同調がバッチリ。

アクセル開度が低い状態ではこの部分が揃っている事が4気筒のバランスを決めるのだと思う。

まめしばさんも言われる通り、開度が同調しているのに負圧が揃わないのであれば、それはキャブ以外に問題を抱えている可能性があるのだと思う。

今回は、バルブクリアランスもかなり揃えたはずなので、両方のバランスが釣り合ったと言う事だと思う。

キャブやエンジンは機械なので、揃わないのは何か理由があるはず。

その理由を突き詰めて調べて行ったりすると、より深い楽しみがあるんだろう。

今回はこの同調の合わせ方がとっても楽しかった。

最後に4つの穴から綺麗に明かりが同じサイズで見えた時は達成感に包まれましたw。

良いお正月が過ごせたと思います。

ほんと、クランクシャフトがスムーズに回るのを感じられる位に4気筒が揃ったんですよね。

シリンダーの芯出しや、ヘッドナットの締め直しによるヘッドの歪み取り、タペット調整の結果も良かったのだと思います。

やはり、バイクは色んな部品の集合体なので、その集合体の調律が必要なんでしょうね。

次第に調律が揃って来たバイクを楽しむのは何よりも楽しいと思います。

チューニングと言うのは調律と言う意味なんですよね。これを実感出来ました。

冬でもこの辺で楽しみを見つける事が出来ますね。

今回の正月整備には大変満足しました。

後はヘッドのオイル滲みが再発しない事を祈るばかり・・・
2008/12/31

キャブの徹底清掃、同調調整

今年も後1時間チョイ。

皆様お世話になりました。

年越し蕎麦も食べてマッタリです。

さて、今日までキャブの徹底清掃をしてました。

同調も面白い取り方をしてみました。
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BST36は本当にトラブルの少ない丈夫なキャブだと思います。
スロー系の清掃だけ気を付けてあげればトラブル知らず。
今回もスロー、チョーク周りの清掃をメインに作業しました。
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まずは外観のチェックです。
エンジン側のインシュレータの締め方が甘かったようで、2次ガスが噴出しております・・・
これはロスですね。勿体ない。
キャブ装着時に気を付ける事にします。余りギチギチ締め込むとバンドが歪んで逆にガス漏れになりますが、今回は緩すぎたようです。何事も加減が大切・・・
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おもにブローバイのオイル分のタール質だと思いますが、ボア内部にもタール状の汚れが付着。
丁度スロットルバルブの上下両側にこびりついてます。
これだと、アイドリング前後のエアのロスになりますね。
濃い方向にセッティングがずれてる可能性があります。
ここはクリーナーとハブラシで清掃。仕上げは指でこすります。
この指の感覚は1000分の1ミリ位までは感覚が分かるようで、一番のセンサーです。
目視よりも手触りが大事。
この辺の微妙な場所は指の腹で触るのが一番。
人間のセンサーってとっても高機能ですw。
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プラグの焼け状態もみます。
かれこれ1年間程度使用していたらしい?プラグです。
極めて良好な状態かと・・・
若干焼けがばらついてますが、同調の微妙なずれかも。
この辺もチェックします。
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微妙な同調のズレにも繋がりますが、パイロットスクリューの先端がタールでネトネトです。
4気筒ともこんな感じ。
これもブローバイのオイルミストがからみついてる感じですね。
綺麗にすると非常に効果がある部分です。
ここは丁寧にクリーナーで落として行きます。
最後は指で回して、段差等を確認。ちょっと段付き摩耗してるものもあり、次回は要交換かと。
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細かい部品はザルで管理。
オイル汚れやホコリも網だと付き難いようです。愛用してます。
ネジ等の管理もラク。
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パイロット系のキモである、3つの穴とパイロットスクリューから出る混合気用の穴。
この4つの穴がキモです。
アイドリングからアクセル開度の低い部分はこの4つの穴で管理されます。
ここからガスや混合気がボアに出て行くんですね。
非常に重要なので、丁寧に洗います。
まめしばさんに教えて頂いた爪楊枝を駆使し、先端を削って掃除しましたが、具合が良いです。
傷をつけずに穴のサイド部分の微妙な汚れを落とす事が出来ました。
これは具合が良い、感謝感激です。
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これもまめしばさんの知恵。キャブ本体の整列を見ます。
油面にも大事ですし、アクセルの軽い回転にも重要です。
確認したら1番だけ微妙に下がってました。
今の自分のテクでは調整出来ないので、泣く泣くそのままです。まあ大丈夫かと・・
(以前外そうとネジをなめた後があって、これも断念の理由です。いつか直します!)
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今回面白い方法を考えてみました。
同調を完全に取るにはやはり負圧調整が必要ですが、その前にスロットルバルブをちゃんと揃えてみたいのです。
画像のように、スロットルバルブが隠す部分が一番上の穴の半分位になるように同調を揃えます。
微妙な作業でしたが、はまって(楽しくて)ずーっと合わせてました。
当然、負圧バルブが上下するのはまた違うのですが、気分ですw。
これが4つ揃うと非常に気分が良い。
でも、ある意味これが基準だと思います。
これを合わせてみて、その上でバラつけば負圧同調を取れば良いかと。
この辺は、パイロットスクリューの揃え方との兼ね合いもあり、かなり深いネタかと思います。
じっくり調整してみます。
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CIMG0779.jpg
その負圧バルブのキモの部品2つ。
スライドバルブとその受けの部品です。
どちらも樹脂ですね。
この辺もタールが付いていたので、綺麗に拭いておきました。
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ニードルジェットとジェットニードル、スライドバルブの位置関係も把握しておきました。
成程~って感じの構造です。
スムーズに動くのを確認しておきました。安心です。
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各部の穴をクリーナーと爪楊枝を削った細い楊枝でお掃除して、組み付けました。
フロートの部分もOリングをチェック。
何とか再使用可能かと判断したので、今回はこのまま組み立てます。
オーバーフローしたら、Oリング交換ですね。この辺はちょっとした賭けになりますが・・・

夜な夜なキャブと格闘したお陰もあって、とっても綺麗に組み上がりました。
こんなちゃんと綺麗にしたのは初めてかも。
特に同調をとったり、チョーク部分の清掃をしたのも初めてでしたので、新鮮な体験でした。
キャブレターは本当に繊細で面白い構造をしてるものなんですね。
勉強になりました。

あとはエンジンに組み付けて同調の確認をするのがとっても楽しみです。

調律されたピアノのように軽やかな音で吹けあがるのを楽しみにして、今日は寝ます。

お、除夜の鐘が聞こえて来ました。年越しですね~

皆様、良いお年をお迎え下さい。
来年もどんどんいじって走って行こうと思います。
乞うご期待!



2008/07/27

パイロットスクリューいじり

今朝もガラガラの高速を見て、一気走りを計画。 9時に自宅を出発。 滅茶苦茶空いてる。 やはり原油高か・・・ ちょっとキャブの調子を変えたいと、パイロットスクリューを4分の1回転戻したのが運の尽き。 (実質2回転戻しに) エンジンダメダメ。 国立府中IC手前のローソンでドライバーセットを購入するも、手が入らず。熱くてダメ。 今日は走るなと言う事か・・・ あっさりあきらめて、三鷹のナップスへ。 以前から導入を検討していたベベルギア式のパイロットスクリュードライバーをゲット。 これは便利。 駐輪場で応急処置。2回転戻しで何とか走る。 でも、イマイチ。 夕立ち近い自宅の駐車場で汗カキカキセット。 結局2回転と8分の1戻しで快調に。 本当に微妙だわ。 近所一回りしても最高の状態。 これが夏セッティングだね。 冬は2回転4分の1戻し、夏は2回転8分の1戻し。 たった8分の1回転でこれだけ違うとは・・・ 専用工具でキチンと調整すると、正確なセッティングが出ますねー 地道にやって行こう。
2008/05/22

キャブレシピ

気温25℃程度でも好調なキャブ。 これなら通年OKのセッティングになったようで、レシピを記録しておきます。 エンジン:1200純正 キャブ:純正キャブ エアクリ:純正互換BMCフィルター エアクリボックス:無加工(穴は1つ) プラグ:DR8ES(純正互換) マフラー:ヨシムラチタン機械曲げフルエキ これで メインジェット  105番 ニードル位置   純正位置 スロージェット    #40(R1100純正 品番は 09492-40014・・4つ必要です ) (パイロットジェット) パイロットスクリュー  2回転4分の1戻し 以上です。 冬場の走行、現状の気温まで文句なし。 素晴らしいフィールが続いてます。 意外とこの辺の仕様で乗ってる方が一番多そうなので、ご参考になれば幸いです。 8月とかの猛烈な暑さの時点で、このセッティングが通用するかしないか試してみたいと思います。
2008/01/12

パワーチェックひと段落


SN3B0028.jpgとりあえず、こんな感じです。 まずまずですね。 とくに空燃費が改善した事により、中低速でのエンジン音が「良く燃えてる」音に変化しました。 気持ちが良いです。 やはり、空気と燃料の混合比と言うのは重要ですね。 基本と言うか・・・ 気温(室温)が20℃程度での結果なので、まあこれが標準かと。 多分、夏になったらメイン102.5番でちょうど良さそう。 結局メインジェットは純正でOKでしたw。 恐るべしヨシムラのセッティング。さすが。 エンジンベンチで開発しているメーカーってすごいですね。
2008/01/03

キャブセッティングの方向性決まる


SN3B0024.jpgさて、今日は朝イチでナップスにダッシュw。 いやー効果でました。 馬力が111.5PS。 トルクが10.2KGです。 前回比それぞれ +4.4PS         +0.2KG のアップ。 メカさんに褒められました(喜)。 やはりメインジェットで#115→#107.5の効果です。 8000回転くらいにあった谷も解消! でも、空燃費だと、まだ濃い目です。 恐らく#105番だとビンゴでしょう。 今の時期でこれなので、暖かくなれば#105がベスト。 春には変更します。 後はスロー域。 まだ空燃費が薄いです。
SN3B0023.jpg下のグラフを見ればわかるとおり(これは2速です)、4000回転まではかなり薄い。 ニードル域は14から15でまあまあ(ちょい薄)。 8000回転からは濃い目です。(前回よりだいぶ改善) パイロットスクリューは2回転半戻し。 限界なので、スロージェットを濃くします。 現状#37.5を#40へ。 BST36のスロージェットの種類が不明な為、次回現物を外してナップスに持って行く予定。 メカさん曰く、スロージェット上げれば現状よりももっと良くなるはず。との事。 確かに空燃費がアイドル状態から薄いので、相当効果があるようです。 いやー楽しみだ。 取りあえず、下記レシピで完成させます! 変更点 ・ヨシムラDSCチタンサイクロン ・BMCエアフィルター(エアクリボックスは無加工) ・プラグDR8ES これだと ・メインジェット  #105番 ・スロージェット  #40番 ・ニードル位置   純正(多分) ・パイロットスクリュー  2回転~2回転半 これくらいの仕様がベストだと思います。 いやーしかしヨシムラに変えてから1年半・・・ 上の方が無茶苦茶濃い状態で乗っていた訳で・・ (そう言えば、ツーリングでサイレンサーの出口が真っ黒になっていたが、あまり気にせずw) お恥ずかしい限りです。 自分のセッティング能力の低さに愕然としてます。 やはり、可視化させる事って重要ですね。 アライメントもそうですが、数値化させる事で明らかになる事って沢山ありそう。 圧縮とかもそうだし・・・