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2010/10/03

高回転・高出力時代の終焉・・

さて、昇圧回路と強制減圧システムの衝撃から数時間・・・

以前から温めていたエントリーを・・・

古来、オートバイの歴史は言わば馬力競争に終始して来ました。

現在でもモトGPや全日本選手権等のガチレースではそうです。8耐でも馬力があれば勝ちです。

峠でも速い方がエライ、そういう時代が続いていました。

ヒザを擦ったり、衝撃的な速さのライダーが伝説になったり・・・

でも、時代は過ぎ、大多数のライダーが高齢化しつつあります。

日本社会の高齢化と足並みは同じですね。もうすぐ人口の30%が70歳以上の超高齢化社会が出現します。

右を向いても、左を向いても老人ばかり。自分たちもそのなかに入って行きます。


そうなって行く中で、ライダーの嗜好も当然に変化して行きます。

俺たちのサーキット(俺サ)や、バリバリマシンに投稿していたお兄ちゃん達も立派なオジサンです。

最新のSSを乗りついでも満たされない思いが募ります・・・

「俺は何のためにバイクに乗ってるんだろう・・・」

そう言う時に、ふと常用域の楽しさに目覚める訳です。

日本の峠なんて、せいぜい2速から3速、4速に入れば良い方です。

その状態ではアクセル開度はパーシャルから中開度程度で十分走れてしまいます。

ニンジャやXJR、ビッグワンにZRX1200・・・

排気量の大きなスポーツバイクは高回転を使わずとも楽しめるのです。

そうなると、高回転高出力指向から外れて行きます。

常用域で如何に気持ち良く、楽しく走れるか。

アクセルを開けただけの加速、トラクションを如何に引き出す事が出来るか。

そういう点に皆の興味が変化して来ました。

今時、革ツナギで公道を必死に走るのはカッコ悪いし、何より危ない。お前らそういう事はサーキットでやれよ。

と言う風に、昔はブイブイ言わせていたオジサンが思いだした訳です。

そう、昔ゼファーが出た時代も同じような事がありましたよね。

余りにも峠で死ぬライダーが続出し、行政の規制が厳しくなっていた時に出たカワサキゼファー・・・

20年振りに、同じような傾向が出現し、増殖しつつあるような気がします。

しかも、この傾向は変わらなさそう。何故なら、皆オジサンになって行くから。

決して悪い事は無いです。楽しい時代の到来です。

ホントに楽しい事は何だろう?とようやく大勢のライダーが考え出した事が嬉しいです。

雑誌等に踊らされずに、自分の楽しい事にフォーカスしたら何が良いのか。

今の自分のオートバイを如何に乗り易く、長く楽しく乗り続けるか。

新製品を買わせるようなメディアの誘惑にも乗らず、マイペースを維持しながら我が道を行く。

インターネットの力で、ようやく皆さんが本質の情報に接する事が出来るようになり、より本来のバイクの楽しさに目覚めて行くようなシチュエーションを見て来ました。

非常に好ましい時代になったと思います。

誰かが、ビジネスライクに引いて来た高回転、高出力の魔力が融けて、本当に楽しいオートバイをオジサンたちは求め始めました。

素晴らしい事です。
2010/10/03

昇圧回路テスト走行

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無事に昇圧回路も装着し、ワクワクしてセルを押すも・・・ウンともスンとも言わない・・
何故?

小一時間、あれこれやっていました。配線図も問題無く、キルスイッチやセルスイッチも大丈夫。

昼飯をはさんで、あれこれチェックしていたら!

昨日ハンドルを交換した際に、クラッチレバーの安全装置用のコネクターが外れてましたorz。

点火だけでなく、セルが回らないので、安全装置系(キルスイッチ、サイドスタンドスイッチ、クラッチスイッチ)だと推測していたのですが、何となく見逃してしまいました。不覚~

接続後は快調に始動。アイドリングからも良い感じです。

そうなれば、後は強制減圧システムを組んで、テスト走行だ。

クラッチスイッチは端子を買って来て、変な接続から直結にしました。
なぜこんな組み方をしたんだろうか・・
まあ、ライコランドだしな・・
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これでスッキリ接続。余計な端子が減ったので、耐久性も期待出来ます。こういう場所でも、エンジンは掛からない訳ですね。
注意しないと・・・
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AISバルブも内部の部品を無事に外せました。これで負圧の流れがスムーズになりそう。
ステンレス製のリードバルブ押さえに穴を開けようとしましたが、ステンなのでドリルの食いつきが悪く、一旦は諦めました。
これは、ドリルで無くて、ボール盤で加工しないと大変そう。
その内に検討します~

さて、組み上がったGSFを走らせます。
今日は雨予報でしたが、一日天気が持ちそう。良かった~

アイドリングから、力強いエンジン回転が感じられます。これは実走が楽しみです。

街乗りですが、2車線道路を走って見ます。

エンジンが暖まるのも早い気が。やはり火花が飛んでいるのが体感出来ますね。


さて、低回転からもかなり乗り味が良い!

アクセル低開度からのレスポンスが・・何だこりゃ?ってくらいスムーズ。

火花がエンジンの燃焼工程ごとにキチンと着火しているのが良く分かる・・

今までは失火していたような低回転の部分でも、工程ごとに燃えているんですね。

これは・・・・

5000回転も回せば、今までにない立ち上がり加速を味わえます。

いや、今までも十分に良い仕上がりだと自負していましたが、まだまだ上があるとは・・・

今日は・・・が多いですがw、それくらい感じるものがありますね。

2速や3速での街乗りがこんなにエキサイティングになるとは思いませんでいた。

ちょっとツーリングで試してみたい!

来週は3連休か。どこかで走りに行こう。楽しみだな~


後は、ついに交換したハンドル、やはり以前のハンドルが曲がっていました。
交換後は当たり前ですが、真っ直ぐ乗れている感じ。
早く交換すれば良かった。やはりタチゴケでも曲がるんだな。

POSHのスチールハンドルは2000円台なので、今後はタチゴケでも交換しよう。

これも非常に体感上は嬉しい改善点でした。

しかし、昇圧回路、誰にでもお勧め出来る逸品ですね。

どなたかが「安定化電源」と言う表現をされていましたが、まさにそれ。

どんな回転数でも電圧が安定しており、安定した着火、安定した回転を生み出すんですね。

これには色々と思う所あるので、改めてエントリーを書きたいと思います。

2010/10/03

昇圧回路装着

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光り輝く昇圧回路を装着しています。

黒い線はバッテリーのマイナス端子に繋げてアースに。
リミッターカット(モトイージー)、昇圧回路、イグナイターの順に並べて装着しています。

リアフェンダーの裏なので、シートとの隙間にちょうど入ります。少し高さが高いけどシートとは干渉していないようでひと安心。走りながらクリアランス等確認してみます。
まあ、この部分は振動も熱も大したことは無さそうなので、大丈夫だと思います。

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エーモンで調達した端子類。

0.75のサイズのコードで統一しています。1.25でも・・と思いましたが、0.75で行けそうです。

端子はイグニションコイルのプラス側に分岐させて装着。分岐出来る端子が売っていました。
コード同士の接続も現状ギボシで繋げていますが。その内圧着したい、出来ればハンダ付けも。

耐久性を考えて付けて行きたいですが、当面はこの仕様で走って見ます。

メインハーネスから出ているプラス側のコードの1本はテープで塞いでいます。

夕方にはテスト走行出来るかな~